この日は朝10時にリハビリルームへ向かう。ミスマーにウサギさんの歩行補助の練習に来ないかと声をかけてもらったからだ。ウサギさんはトレッドミルでセラピストの指導を受け、右足をまっすぐにして歩く練習をしている。太ももの内側の筋力が弱く膝が外に開いてしまよう。それをセラピストが手で内側に向けさせながら、20分程度歩行をしたようだ。
ミスマー曰く、足の状態は日々少しずつだが良くなっているようで、右足を少し上げるられるようにもなってきたようだ。リハビリの合間に、歩行補助の練習をさせてもらう。ウサギさんの右側にたち、ズボンの腰のあたりをつかみ、右腕を私の右手で添える感じで歩く。真っ直ぐすすむのは問題ないが、Uターンをするとき、どうしてもひる感じで歩く。真っ直ぐすすむのは問題ないが、Uターンをするとき、どうしてもウサギさんの右足を上手く誘導できず、左足と杖だけに重心が寄ってしまう。ミスマー的にはオッケーと言ってくれたが、来週の水曜日か金曜日にもう一度、歩行補助とUターンの練習をさせてもらうことになった。
リハビリが終わると、患者は車いすで別館の病室の戻るが、エレベーターが混むので20~30分時間がかかる。ウサギさんに断りを入れ、いつもの麺屋に小走りで向かい昼飯を買う。フィッシュケーキの麺を注文したのになぜかワンタンが入っていた。揚げワンタンもサイドメニューで頼んでいたので、ワンタンがテーブルを占領する。
特にウサギさんの機嫌も悪くならなかったので、いつものルーティーン(髪を梳かす、歯磨きの手伝い)を終わらせ、向のベットで看病をしているおばさんとおじさんたちにも「行ってきます」と声をかけ会社へ向かう。
この日もお母さんが料理を持って見舞いにきてくれた。スープとチャーシュー飯だ。そしてウサギさんが取っておいてくれた病院飯。
この日はデザートは買わず病院へ。向かっている途中、ウサギさんがワッツアップのメッセージを書いているのが確認できたが、結局メッセージは送信せずに終わった。恐らく、デザートを買ってきて欲しいと書いていたのだろう。だが、昼に甘いのを食べ過ぎていると、ブツブツ私が言っていたので、それを気にして止めたのかも知れない。
食後、オムツ交換を手伝うが、終わってからも具合が悪そうなウサギさん。大丈夫か、どこか痛いのかと聞くと何かを言っているが理解ができない。いつも良くしてくれる看護師を呼び止めるウサギさん。何かを一生懸命伝えようとするが、看護師の方も理解ができず、結局15分ぐらい、看護師2人、ウサギさん、そして私でベットを囲みあーだーコーだー言いながら、時間を過ごす。8時以降に改めて看護師がウサギさんの様子をみてくれるということで、中途半端に会話の幕引きがされる。
食後はリハビリをしようと思っていたが、ウサギさんの状態がこんなだったので、歯磨きを手伝う。帰る間際、右手を差し出してきたので、リハビリをしたいのと聞くと頷く。右肘の上げ下げはせず、肩、腕、肘、手首のストレッチを10分ほど行う。
お見舞いの時間は夜20時までとなっているが、向のベットのおばあちゃんの傍にはおじさんが座っていた。おばあちゃんの容態はあまり良くないようで、24時間体制で看病をしているようだ。
ウサギさんとおじさんにまた明日と声をかけ病室をでる。
夜、10時半にウサギさんからワッツアップのメッセージが届く。この時間まで起きていたことに驚くと同時に、携帯を使う昔の習慣が戻ってきてくれたことに嬉しくなる。「お腹は痛い?」と聞くと、痛くないと返信があったので安心する。寝れないのかと質問するが、明日も早いとだけ回答がある。しっかり寝て、体と脳を休め回復に努めるように。愛しているよ、と伝えると。あなたは私を愛しているべきだったと返信がある。明日の昼食は何が良いか聞いたが、返信は無かったので寝てしまったのだろう。
こんな内容の会話でも、日々これまでの様に会話ができるようになったのは本当に嬉しい。
頑張ろうぜうさぎさんよ。


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