2026年10月11日(日曜日)

闘病記 完全回復まで

チャーシュー飯を買って病院へ。私の姿を見ると嬉しそうに笑ってくれるウサギさん。チャーシューの脂身とタレがしっかりとかかった米をプラスチックケースの隅によける。だが、どの部分が一番旨いかをわかっているウサギさん、さすがに脂身は食べないがタレがかかった部分からご飯をスプーンですくおうとする。

病院飯が激マズだったので外で買ったものをこの数週間食べさせてきたが、やはり運動不足で汗をあまりかくこともないウサギさんにとっては塩分が少し多いように思えた。お母さんのスープも時として味がおやっさんとジェレミーの好みに合わせて濃いめだが、ウサギさん分は少し薄めでお願いをする必要がある。

いつも通りの髪をとかし歯磨きを手伝ってから自主トレを始める。右上肢のマッサージとストレッチを行いウォームアップ。次はベットに仰向けになり右肘をベットから上げる練習をさせようとするが、この日は拒否られる。全く動かない右手のリハビリはやりたくないのだろう。肘が上がらなくても、何度も脳からの指令を出し、肘を上げようとすることが大切なのだと伝えるが聞く耳を持たない。これまでなら強めの口調で何とかやらせようとしただろうが、無理はさせずウサギさんのペースで彼女がやりたいことをさせることにした。

右上肢のストレッチと手の平を広げて欲しいようだったので、少しベットを起こした状態で右腕を伸ばしてもらい、指を丁寧に広げていく。数週間前に比べるとだいぶ指や腕は強張った感じがなくなってはきている(良いのかどうかは分からないが)。

体がほぐれてきたところで、垂れ下がった状態の手を手の甲の方向に動かしてもらう。これはこの数日でだいぶできるようになってきた。次に、指先だけをピアノを弾くようなイメージで動かさせたがこれは全く動かない。悲しそうな顔をしているが、忍耐強く指先が動かせるよう練習を続けるだけと、少し冷たい感じになってしまったがそう伝えた。

15時からはベットの上で病院のリハビリメニューを1時間弱こなす。巨大ハンコをテーブルで滑らせる運動と、ロボット手袋をつけ、手を開閉するやつだ。ハンコはスケートボードと同じで全くやる気がなく、数分で飽きてしまう。手を動かすように言うと機嫌が悪くなるので、黙って椅子に座り昼寝をして終わるのを待つ。

ウトウトしていると、ウサギさんがデザートを食べたいと言う。

いつもの麺屋の近くにある店のゴマをペイスト状にしたやつが食べたいと言うが、数日前も同じものを買っていったがまずいと数口だけしか食べなかった。なので、別のデザート屋で同じものを買っていくことにした。夕食を買うついでにデザートも調達したが、結局自分が食べたかったのは違うメニューのようで、かなり自分自身にがっかりしていた。

帰ってきてから夕食まで少し時間があったので、下半身のトレーニングをさせるが、あまりやる気もなく3分ほどで終了する。

夕食にはラクサを買ったので、具材をおかずに病院で出される米を食べるウサギさん。麺も少しだけ食べて夕食を終わらす。

食後、少し休憩をしてまた右上肢のトレーニングを行う。ベットに横になり右肘をあげるウサギさんが嫌いなメニューだったが、トライすると言うので50セット程こなす。全く反応のない右腕に対してなのか、何に対してなのかは分からないが、かなり機嫌が悪くなる。途中で私を睨みつけてくるので、どうしたのと聞くが何も言わず、右手を左手でもった状態で腕を横に振り、私の顔を殴ってきた。

さすがに頭にきたので、やる気がないならもうやめればよいと伝えあずき色の椅子に座る。すると今度は左手で私の右腕を抓ってきたので、なんでこんなことするのだと強い口調で言った。右手が上がらないことにストレスを感じているのか、それとも何か俺が悪いことをしたのかと聞いた。さすがに悪いことをしたと思ったようで申し訳なさそうに私の腕をさすりながら涙を流していた。

普段だったら怒っていただろうが、今回はぐっと堪えることができたので、俺成長してるじゃーんと思い、もういいよ、分かったとだけ伝え、バトルの火種を足で踏みつけ消火した。その後は8時まで楽しく会話をして病院を出た。明日の昼食はいつものディムサムメニューに、春巻きを追加することで合意した。

この日も精神的にそこまで疲弊していなかったのでソーホーのジムで2時間弱筋トレをして帰宅をした。

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