2026年7月19日(日曜日)

日暮里にあるアルモントホテルを出るのはほぼ毎日12時半少し前。山の手線の駒込駅構内にある立ち食い蕎麦屋でとろろとオクラが入った冷たいそばを食べ病院に向かう。

面会の手続き用紙に必要事項を記載する。体温は7月12日から8月10日まで、毎日36.5度。HCU室に入る前にある待合室で、用紙を看護師に渡し14時ちょうどに面会が始まる。

この日、ウサギさんはベットで寝ていた。声をかけるとすぐに、にこッとしながら目を覚ましてくれた。担当の若い看護師の男性からマウスウォッシュを下のセブンイレブンで購入してくれと言われる。入院してからこの日まで歯磨きができる状態では無かった。

非常に強そうなベテランの女性看護師がこの男性看護師をリードしながら、リハビリを兼ね、ベットから車いすに移す。私もウサギさんの体を支えるだけだが彼らの手伝いをする。2人の指示が日本語なのでウサギさんは理解ができていない。2人の指示を通訳すると完璧ではないがある程度指示に従い体を動かしている。女性の看護師の方が驚いていた、車椅子に座らせる前、ベット上で、自分の背筋と腹筋の力を使い胡坐をかいて座ろうとしていたからだ。車いすに移動してからも、5分程度だが自分の力で座った状態をキープしていた。その後はしなびた野菜の様にぐったりし右側に体が倒れかけていた(車いすから体が落ちないようにベルトのようなもので体が固定されている)。「ウサギさん。頑張った。凄いよ、本当にあなたはすごい。」

昨日よりも笑顔がだいぶ増えている。この日は11日に入院してあらはじめて排泄をしたのかも知れない。男性の看護師がウサギさんのオムツを、小走りで部屋の外に持って行った。すっきりした様で嬉しそうなウサギさん。恐らく恥ずかしいと言う感覚が無いのだろう。綺麗好きな(いや、潔癖に近い)うさぎさんのこの姿は私を心配にさせたが、しかたのないこと。ウサギさんの回復力。そしていつかは必ず治ってくれると信じその日が来ることを待つしかない。

ウサギさんを見ていると何となくだが、他の人より回復力と言うか生命力が強いのではないかと思えてくる。これから1、2か月はウサギさんにとって非常に、精神的にも体力的にも大変な時期になるだろうが、頑張って乗り越えてくれ。側の脳で起こった被殻出血から無事に完全回復し、これまで通り。いや、これまで以上にウサギさんが元気になってくれるよう全力でサポートをしてゆく。これは私の揺るぎない決意だ。「ウサギさん、頑張ろうな。愛しているよ。」

コメント