2026年7月14日(火曜日)

病院につくとすぐに医師の方と話をすることに。これから人口呼吸器を抜けるかどうかの判断をするとのこと。そのためにはうさぎさんが自分で呼吸をすることができている必要がある。自分で呼吸ができず管が抜けない場合は首を切開し気道の確保をするようだ。このことで、日本から香港への移送時に生じる心肺停止や窒息などの潜在的なリスクを減らすことができるとのこ。

日本国内の他の病院に移りリハビリと治療を継続するか、香港に医師と共に戻るかの選択肢を提示された(メディカルエスコートと呼ぶ)。日本国内の病院に転移をするとおよそ6か月の集中的なリハビリプログラムを受けることになる。日本でのリハビリをする場合、6か月と長期になるので、現実的な選択肢としてはウサギさんが渡航できるまで回復をしたタイミングで香港に戻るのがよいだろうとのこと。どちらが費用的に安く抑えられ、何よりうさぎさんにとって最善の選択肢がどちらなのか考えながら医師の方のお話を聞きながら考えていた。

うさぎさんの容態。涙を流しながら義理のおやじさんからのボイスメッセージへわずかだが反応を示す(この時もまだウサギさんの母親と弟のジェレミーにはウサギさんが倒れたことは言っていない)。アグネスからのメッセージは目で文字を追っているように思えたが、おそらくはっきりとは理解できていないのだろうとなんとなくだが感じた。

ウサギさんの右側から声を声を掛ける。首をゆっくりとだが動かし私の方に顔を向けてくれた。「よかった、うさぎ。頑張ったね。」。右手の甲に手を置きながらずっとうさぎさんを見つめていた。

「面会時間の30分が経過しましたので、お引き取り下さい」と気の利かない若い看護師に言われる。少し頭にきて、少なくとも1時間はいさせてくれと伝え、答えは待たず看護師に背を向けた。

私が病室にいる間もウサギさんは何度もうとうとしていた。意識が鎮静剤と脳出血の影響で朦朧としていたのだろう。ウサギさんは何を思っているのか?何を考えているのか。ただただウサギさんが回復することだけを願い続けた。ICU室のビニールを潜り看護師の方に頭をさげこの日は病院を出た。

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