午前中はいつもの麺を買って病院へ。デザートを買っていく約束をしていたが、いつも行くデザートの店は2つとも午後14時過ぎのオープンのようだったので、夕食時に買っていくとワッツアップのメッセージをウサギさんに送る。
到着してパジャマとベットシートを取り替えるかと何度か聞いたが、反応がない。イエスかノーで回答できるはずなのに反応しないことがあると、どうしてもイライラしてしまう。いらいらせず、たおらかに居る必要があるのだろうがどうしてもここが治らない。病気が原因でこうなってしまうのだろうが、これまで出来ていた反応ができないと、どうしてできないのと思ってしまう。午前中はこのことを除けば、二人で同曜日の昼食を楽しむことはできた。
髪をとかし歯を磨くのを手伝う、いつものルーティーンを終わらせ、ベットの上で自主リハビリを行う。右上肢のストレッチからスタート。肩回りを回しながら強張りをほぐす。手首を曲げこちらも強張りをほぐそうとするが、怒りながら「痛いよ」と日本語を話すウサギさん。ごめんごめんと言いながらも日本語が自然すぎるぐらいに出てくるのを聞いて嬉しくなる。
土日祝日は病院で7時間程度一緒に時間を過ごすが、謎の言語だが何かを伝えようと話しかけてくる。それは英語だったり、日本語だったりと、言葉のはしはしから聞き取れる。このモゴモゴとしたところが少しでも良くなればもっとコミュニケーションがとれるのだろうが、それが上手く行かない。文字に掛けるかと聞いても、カンタンなセンテンスであれば書けるようだが、モゴモゴ言っている内容を書くのはやはり難しいようだ。
15時からは土日恒例のぶったるんだリハビリだ。ロボット手袋といつものスケートボードだ。姿勢が悪いとか、もう少し動きを大きくと色々言いたかったが、これをすると不機嫌になるので、あずき色の椅子でリハビリが終わるのを寝て待っていた。
病院のリハビリでは物足りないのだろう。スポーツシューズを履き歩きたいと言うので、杖と私の補助で廊下を休み休み、距離にして20メートル程度を歩く。ベットにはセンサーがついているので、ウサギさんがベットを離れている間、鬱陶しいロボがウサギさんのベットに来て、ごちゃごちゃ広東語で喋っている。
歩行練習を終えてベットに戻ると、16時近くになっていた。餃子が食べたいと言うので、アンソンにメッセージをするが土曜は休みだと言われたので、違うチェーン店の餃子屋でニラと豚肉が入ったやつを買う。日本のラーメン屋で出て来るような味付けだったの微妙にテンションが上がってしまう。餃子のたれや酢がついていない。金を払って買う必要があったようだが、塩分を抑える必要があるのでちょうどよかったのかもしれない。ウサギさんも餃子を楽しんでいる。ワンタン麺も買ったがこちらは、ワンタンは食べるが、スープと麺はまずかったのだろう、1口だけ食べて、いつも通り私が全て処理した。
デザートを楽しむが、さすがに罪悪感はあるようで、食べてすぐスポーツシューズを履きたいと始まる。靴を履かせベットに腰をかけた状態から立ったり座ったりを10回程度繰り返した。この間もうるさいハエロボが13番ベットを監視にくるので、思いっきり中指を立ててやった。
座った状態で右ひざから下を動かせるかトライさせたがこちらはうまくいかない。ここはもう少し右足の筋力や感覚が戻ってきたタイミングで、刺激を加えながら動かせるようにする必要がありそうだ。ベットに横になっているだけではこのような動きをさせることはできないので、ミスマーに日中靴を履き、病院内を歩ける許可を貰えたのは本当に大きい。だが膝の動きとしては、尻をベットに付けた状態で、体をV字にした状態であれば、膝から下を上下に動かすことはできているので、体のどこかの筋肉を上手く使えるようになれば、膝から下の動きをもう少しスムーズに行えるかも知れない。
ベットに戻り、デザートの残りを食べて、今度は右上肢のリハビリを始める。ウサギさんが大嫌いなベットに仰向けになり右肘をあげる練習だ。この練習を始めたころに比べると、だいぶ肘がベットから離れるようにはなってきている。フォームは相変わらず悪いが。肘がどのぐらい上がっているか、ビデオを撮って見せてあげた。肘が上がっていることが相当嬉しかったようで、目をクリクリさせながら涙を流していた。
夕方となりのベットにくそ婆が退院をした。その姿を見て私は喜んでいたが、ウサギさんは泣いていた。泣きながら私に何かを伝えようとしていたが、恐らくなんで自分は帰れないのかと言っていたのだろう。自分で歩行が出来て、トイレに行けるようになることで退院できるようになる。なのでもう少し頑張ろうと励ました。涙を流しながら辛そうにしてはいたが、このことはしっかりと理解をしてくれたのは分かった。抱きしめ、額をスリスリしながら、頑張ろう、あと少しの辛抱だよと伝えた。

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