2026年10月31日(土曜日)

闘病記 完全回復まで

昼食の麺を持って病院を訪ねる。だいぶ落ち着いているウサギさん。髪を梳かし、顔をタオルで拭い歯磨きを手伝う。いつものルーティーンだ。

午後はすぐにスポーツシューズを履き、起居の練習を数回行いそれから廊下で歩行練習を行う。右足の裏が地面を捉えている感覚はあるかと聞くとあると言う。2週間前に聞いた時はまだないと言っていたので、右足に関しては感覚がだいぶ戻ってきているのだろう。

1、2分であれば左足に重心は寄るが杖なしで立っていられる。私が背中とお腹あたりを軽く押さえ、私の方に重心を移させ、右足に重心を移させる。右足に重心を移すのはかなり不安なのだろう、ウサギさんの呼吸から慎重になっているのは伝わる。

歩行も左手で腰辺りを掴んでいるが、杖があればかなり心もとない動きではあるが一人でも歩けるだろう。右足を振り回して歩くことはなくなってきたが、まだ右足の動かし方がぎこちない。時間はかかるだろうが少しずつ修正をして、ウサギさんの理想の歩行姿勢に近づけてゆく。

ベットに座り、左右の脚(膝から下)をバタバタさせる。左足に真似て右足を動かすように指示をする。床から20センチぐらいは上がる。私の方で上がりきったところらから、脚が真っ直ぐ伸びるまで補助をする。この動きを20回程度繰り返す(もう少し回数をこなして欲しいが、疲れるのかすぐに運動を止めたがる)。

15時からは病院のリハビリだ。右上肢のリハビリだ。いつものスケートボードの課題が出されるが全くやる気がなく、15分のうち10分はうたた寝をしているウサギさん。セラピストに他のものにしてくれと頼むと、何もなかったのか、右上肢のマッサージをし始めた。何もないよりはましということで、マッサージを眺めていたが、自分の方が上手くできそうなレベルのものだった。

だがこのセラピスが言うには、ウサギさんが入院したばかりのころ何度かウサギさんのリハビリをを担当したようだ。その時は、まだ話しかけても全く言葉を理解していないようでコミュニケーションが全くできていなかったようだが、久しぶり(3カ月)ぶりにリハビリを手伝ってだいぶ理解力や反応が自然になっているのを感じたと言っていた。そして広東語での会話の方が英語と日本語より、今はだいぶスムーズだと言うことが、2人が話す姿を見て思った。言葉も、単語と短いセンテンスが多いがそれでも、話す力を戻すには広東語から攻めるしかない。

この日も無駄に看護師や周りの患者を巻き込んでしまうウサギさん。時として、うまく物事や欲しいものが伝えられないのに人に声をかけてしまう。脳の状態を考えればしかたのないことなのだろうが、ここだけはどうしても治らない。人にお願いごとをする前には、もちろん、私に対して何がしたいのか、欲しいのかを伝えてくれる。だが、私が理解できないと、看護師に声をかけてしまうウサギさん。今の状態で人を呼んでも誰も理解出来ないからしない方が良いと言っても、伝わると本人は思っているのだろう。声をかけてしまう。結局この日もこのことで、10分ぐらいだったが、看護師や病室の仲間を巻き込みアーダコーダしていた。コミュニケーションの取り方、ウサギさんが何を求めているのかを理解する方法を考えないといけない。

19時を過ぎたころ、また帰りたい病を発症。泣き始める。ここには痛くないと英語でハッキリと言葉にしてくれた。小デブも追い出したがっているので、11月には退院はできるとだけ伝えた。

退院後もしっかりリハビリは継続し、血圧の薬を飲み、ジャンクフードも減らし健康的な生活を目指そうと話をする。理解はしてくれたと思う。

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