2026年10月8日(木曜日)

香港保険

フォーを買ってウサギさんを訪ねる。ベットにウサギさんがいないので、廊下を見るとミスマーと歩行訓練をしていた。本当にうれしそうだ。

昼食の時間なので廊下は騒がしいので、ウサギさんがミスマーに支えられ歩行する後ろ姿とその姿勢を確認して、買ってきたフォーと病院の飯をウサギさんのテーブルに広げる。ベットに戻ってきたウサギさんの顔は本当に健やかで、本当に充実した表情をしていた。人をこうして幸せにできるパワーを持つ人が本当にいるのだと改めて気づかされた。どうしても早く回復してほしいと言う利己的な思いがあるので、どうしてもスパルタ気味になってしまう私の特訓は間違いなく、今のウサギさんには百害あって一利なしなのだろう。ミスマーをよく観察しマネをしてみるところから始めてみようと思う。

食後は髪をとかし歯磨きを手伝ってから病院を出る。チャーシュー飯が食べたいと言っていたが、お母さんが料理を持ってきてくれる日なので、チャーシュー飯は明日にしようと言うと悲しそうな顔をしていた。

午後の部。

お母さんが手作りのスープとチャーシュー飯を持ってきてくれていた。スープは非常に旨かったが、ウサギさんには少ししょっぱい感じがしたが、ウサギさんは何口も魔法瓶に入ったそれを啜っていた。

この日はお母さんだけが来ていたはずだが、今日は誰が来てくれたのと言うとダディと言う。時としてまだこのように、回答が不安定なときがあるので、ここも、日々、ストレスをかけない程度に質問をしたり、記憶の確認をするようにしている。だが、やっとすこしずつだが、理解力は改善しているなぁと感じる。テレビに流れるニュースや、私と医者や看護師との会話を後ろで聞いていると理解しており、看護師にきつく言ったり、小デブとの会話で今の回復状態で退院をさせられても家で世話ができない、退院時期はまだ早すぎるなどと私が言うと、私の服を掴んでこれ以上言うなとシグナルを送ってくる。空気を読むこともだいぶできるようになっているので、ここら辺の回復を感じられると少し気持ちが楽になる。

右手のリハビリを19時頃から始める。ベットに仰向けになり、ベットから肘を浮かす練習だ。全く思うように動かない右腕。力任せに上げようとするので、肘とこぶしがみぞおちの方に動いてします。力まず、頭、左手はベットに着けた状態で右肘に意識を向けながら浮かすようにと何度も言うがなかなかうまくできない。泣き出す。

おそらく、ウサギさんの中には去年脳出血(軽度だった)を患ったときの記憶があり、数日で回復し退院できた。その時の感覚が頭の中にあり、今回はなんでこんなに時間が経過しているにも関わらず、右半身が良くならないのだろうと言う思いがあるのかも知れない。これまで何度か、今回の状態は去年の時に比べて非常に重症だと言うことは説明してきたつもりだが、おそらくまだ完全に状況を理解できていないのかもしれない。いずれにしても、ウサギさんには右肘を浮かるリハビリは忍耐強く、時間がかかっても継続しようとだけははっきりと伝えた。

これまで発音、発生できるようになった言葉を話さないウサギさん。軽くだが叱り飛ばしてしまった。なんで話さないのだと。この数週間で発音できる単語はかなり増えているし、短いセンテンスなら話すこともできる。なのに、ここ数日、話すことをしなくなっている。水も発音ができるので、「あー、とか、うー」とかしか言わないので、何が欲しいかわからないよ、と雑にイライラした物言いになってしまう私。私が不機嫌なのに気づき泣き出すウサギさん。やっと話せる、発音できるようになった言葉があるのに、話さないのはもったいないと言う思いから、どうしても、「なんで話さないの、ドンビーレイジー」と、少しきつめに聞いてしまう。当然泣き出す。

帰り道。ウサギさんに厳しくし過ぎたと反省をした。もしかしたら、話さないのではなく、瞬発的に言葉を発することができないのかも知れないと思ったからだ。明日はちゃんとウサギさんに謝ろうと思う。

病院から自宅までは行きも帰りも徒歩だ。階段だったり坂道なので、かなりきついが、ウサギさんが入院してから、香港でのジム通いは週1、2程度に抑えている(以前は3、4回/週)。なのでこの運動不足を補うために毎日歩いて病院と自宅を往復している。毎日の歩数は1万~1万5千歩。筋トレは週一なので、だいぶ体が細くなり、ウサギさんが倒れた7月11日から今日までで、5、6キロは体重が落ちている。断酒効果もあるせいかかなり痩せてきた。

明日は朝10時から、ウサギさんのリハビリの見学と併せ、退院後を見据えウサギさんの歩行補助の練習をさせてもらうことになっている。2週間前は、ウサギさんの歩行がまだ不安定だったことに加え、私の補助がへたくそ過ぎたので、時期尚早と不合格もらった。明日はリベンジマッチだ。またミスマーと話す時間が少しあるので、言葉を話さないウサギさんにどのようなスタンス・アプローチで接すればよいかアドバイスをもらおう。

コメント