2026年8月3日(月曜日)

闘病記 完全回復まで

この日は病院に到着してすぐ、数分程度だが医師の方と数分程度だが香港側の病院への紹介状と移送手配の進捗について話をする

この日もウサギさんは車いすに座った状態で部屋にいる。看護師は態度のあまりよくないのと私が嫌いな女性看護師の2名。この日は医師と看護師が不足しているので外への散歩はできないと言われる。

私を見るとにこっと笑ってくれるがすぐに泣き始める。感情のコントロールが難しいのだろう。時間が経つにつれて自分の置かれている状態が分かり始め、そのことがウサギさんを辛くさせているのかも知れない。

私に対してはハグやキスをこれまでのように求めるようになった。私のことをしっかりと認識し、夫婦であることは覚えていてくれるのだと感じる。ただアグネスからの手紙や退院された韓国人の方から頂いた猫二匹が描かれたポストカードには全く興味を示さない。

ウサギさんのiPhoneのロックが掛かってしまった。恐らく、昨日、私が病院を出たあと、誤ったパスワードを何回か入力してしまったのだろう。携帯は預からずウサギさんに持たせた。持ち帰ったら不安になり泣いてしまうだろうと思ったからだ、ウサギさんには携帯は触らずにそのままにしているようにと伝えた。私からの指示を理解し約束を覚えているかを確認したかった。

半分にして絞り匂いをウサギさんに嗅いでもらうためこの日もレモンを持参した。匂いを嗅いでと伝えるがいつも食べようとしてしまう。アグネスがいる間、匂いを嗅がせることに成功したが、今日はそれができなかった。日々経験したことが記憶となって蓄積されにくい状態なのかなと感じる。また理解力を確認しようと「窓の外を見て」と伝えるが、聞いていない。リハビリや時間の経過と共に脳の状態がよくなることで改善されるものなのかは分からいが、根気強くウサギさんの記憶力や理解力、認識力を改善させるため引き続き全力でサポートをしてゆく必要がある。

関節を動かしたり、右半身を中心にマッサージとストレッチをしてきた。途中少し嫌がる素振りをみせるが、マッサージだよストレッチだよと声をかけるながら行うことで、嫌がらず最後まで椅子に座っていてくれた。

右半身は麻痺しているが、右足の裏はいつもこちょこちょしながらウサギさんの右足が動くか確認をしている。ベットに横になっているときは、足裏をこすぐると足の指さきがぴくぴくうごくが、車いすに座っているときだとそれがない。

またこの日はウサギさんが私をマッサージしてくれた。

ニャー君、ごん、そしてキングからもらったルアンポープロムが入ったポーチを握らせる。しっかり落さず持っていてねと伝える。だが途中で一度手から滑り落ちてしまった。だが数日前はポーチのことも忘れていたような状態だったので、今日は、少なくともこのポーチが私たちにとって大切なものでるということは思い出してくれたのかも知れない。これまでの記憶が戻ったり消えたりを繰り替えしているのだろうか。

食事に関しては口から食べられるものはゼリーのみ。栄養バランスの偏りが出てしまうので、不足分は点滴で補っているようだ。血圧を下げる薬を飲んでくれないので私から説得してくれと看護師の方に言われた。ヨーグルトに混ぜて薬を飲ませようとするが薬だけ器用に残すウサギさん。ウサギさんにしっかりと明日からは薬を服用するようにと伝える。看護師の方にウサギさんの好きな豆乳を飲ませてよいか。またヨーグルトに、父親の趣味、日本ミツバチのはちみつをかけたものを食べさせて良いか確認する。

この数日は私にたいする愛情表現をよくしてくれるウサギさん。これまでは私への態度は興味があるのかないのかわからないことがあった。例えば、面会を終えて「また明日ね」と伝えても、興味を示すこともないし、私の方すら見ていないこともあった。だがこの数字そのような反応であったり対応は全くしなくなっている。ちゃんと悲しそうな顔をしてくれるし、しっかり泣いてくれたりもする。

この日は、地元北茨城からかれこれ30年以上の大親友である勇士が東京に来てくれた。

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