FWD Privateが提供する貯蓄型保険「マックスフォーカスレガシー2/MaxFocus Legacy II (5年払い)」。最大の特徴である「マスタートラスト構造」について触れながらその魅力に迫っていきたい。
一番重要な運用面。今現在、香港保険への加入を考えておられる方の比較検討におけるベンチマークは恐らく、香港外居住者の方であれば、サン・ライフ香港のサンジョイグローバル2だろう。
40歳男性が年間保険料40,000ドルを5年払いで(総額200,000ドル)加入をした場合のマックスフォーカスレガシー2とサンジョイグローバル2の予定利率を比較した表になる。マックスフォーカスレガシー2の予定利率の表と共に見てもらいたい。
1. MaxFocus Legacy II (5年払い) 返戻率の見通し(非保証・予定)
以下の数値は現行予定利率に基づく解約返戻金の試算。
| 経過年数 | 累計払込保険料 | 保証解約返戻金 | 予定解約返戻金 (非保証) | 予定IRR (年率・非保証) |
|---|---|---|---|---|
| 10年目 (50歳) | $200,000 | $126,207 | $264,283 | 3.53% |
| 15年目 (55歳) | $200,000 | $156,518 | $378,028 | 5.00% |
| 20年目 (60歳) | $200,000 | $200,549 | $572,791 | 6.00% |
| 30年目 (70歳) | $200,000 | $207,194 | $1,170,928 | 6.50% |
| 40年目 (80歳) | $200,000 | $218,622 | $2,198,020 | 6.50% |
| 50年目 (90歳) | $200,000 | $224,460 | $4,126,010 | 6.50% |
- 合計ベース損益分岐点:6年目($200,003)で元本確保
- 保証ベース損益分岐点:17年目($200,030)で元本確保
- 長期予定IRR:30年目以降は6.50% で安定的に推移する見込み。
2. サンライフ香港「SunJoy Global 2(5年払い)」との比較表
| 比較項目 | FWD MaxFocus Legacy 2 | SunJoy Global 2 |
|---|---|---|
| 合計損益分岐点 | 6年目($200,003) | 7年目($208,028) |
| 予定IRR (10年目) | 3.53%($264,283) | 3.10%($255,568) |
| 予定IRR (20年目) | 6.00%($572,791) | 5.72%($545,939) |
| 予定IRR (30年目) | 6.50%($1,170,928) | 6.31%($1,113,627) |
| 予定IRR (50年目) | 6.50%($4,126,010) | 6.50%($4,126,027) |
| 主な特徴 | FWD MaxFocus Legacy 2 | SunJoy Global 2 |
|---|---|---|
| 契約通貨 | USDのみ | USD, HKD, CAD, GBP, EUR, AUD, SGDなど |
| 最低年間保険料 (5年払い) | USD 40,000 | USD 3,000~ |
| 変更可能な被保険者 | 無制限 | 無制限 |
| 契約者変更 (後継者指定) | 可能 | 可能 |
| 死亡保障最低保証 | 払込保険料総額100% or 解約返戻金の高い方 | 同左 |
| 契約分割オプション | 3年目以降 | 3年目以降 |
| ボーナス確定機能 (ロックイン) | 9年目から | 5年目から |
| プレミアムホリデー (未払い特約) | 最長2年 (5年払いのみ) | 最長2年 (5年払いのみ) |
3. バミューダ・マスタートラスト構造とは?
この商品の最大の特徴は、個人名義ではなく 「マスタートラスト+サブトラスト」 という形で契約をするところにある。債権者保護と資産の永続的な承継を非常に高いレベルで実現してくれる仕組みと言える。
構造図(イメージ)
【保険会社 FWD】 |(Master Trustの設定者・管理者) ▼ 【Master Trust(包括信託)】 | ▼ 【受託者 Trustee:Ocorian Services (Bermuda) Ltd.】 |(法的に全サブトラストを管理) ▼ 【Sub-Trust(サブトラスト)】 ← 保険契約の法的保有者(契約者) | ▼ 【Trust Participant(お客様自身)】 ← 実質的な支配者・資金提供者 |(被保険者・受益者を指定) ▼ 【Insured Person(被保険者)】/【最終受益者】
各関係者の役割
| 役割 | 誰か | 何をするか |
|---|---|---|
| 保険会社 (FWD) | FWD Life Insurance Company (Bermuda) | 保険引受、Master Trustの設定者 |
| Master Trust | 包括的な信託枠組み | 複数のSub-Trustを傘下に持つ |
| 受託者 (Trustee) | Ocorian Services (Bermuda) | Sub-Trustの法的管理・資産保管 |
| Sub-Trust | 法的な「保険契約者」 | 保険契約を保有。個人財産と分離 |
| Trust Participant | 契約者(契約のオーナー) | 資金拠出、保険契約の全権限を行使 |
| 被保険者 | Trust Participantが指名 | 保険の対象となる生命 |
| 最終受益者 | Trust Participantが指名 | 死亡保険金などを受け取る人 |
この構造の本質
- 資産保護(債権者からの分離)
保険契約は個人の財産ではなく Sub-Trustの財産。バミューダ法(1978年生命保険法第26条)では、受益者が指定されている保険金は被保険者の債権者の請求対象にならないと明記されている。 - 実質的なコントロールはお客様が保持
複雑な仕組みでありながら、Trust Participantは解約・引出し・被保険者変更・受益者変更などすべての権利を行使することができる。 - 税務上の注意
日本在住の場合、Sub-Trustの実質支配力を理由に贈与税・所得税の問題が発生する可能性があるので、日本の税理士・海外資産の専門家に相談をする必要がある。
4. 商品を選ぶメリット・デメリットまとめ
メリット
- 高い長期利回り(6.5%台) – 業界トップクラスの非保証予定利率
- 強力な債権者保護 – 海外からの差押えや訴訟からの強力な保護機能
- 柔軟な後継プラン
- スマートレガシーオプション(最大3名の後継被保険者)
- 死亡保険金受取方法:一時金/分割/増額分割など5種類
- ポリシースプリット(契約分割)で複数子息に公平承継
- 保険会社の財務健全性 – ムーディーズA2、フィッチA
デメリット・留意点
- 非保証部分のリスク – 実際の運用実績で返戻金が下振れする可能性
- 流動性リスク – 6年目まで元本割れリスク(早期解約は大きな元本毀損の原因となる)
- 通貨はUSDのみ – 円ベースで考えると為替変動リスクを常に負う
- 日本の税務リスク – 信託構造が「受益者連続型」とみなされると想定外の課税を受ける可能性がある
5. 総評 – どんな人に向いているか?
「MaxFocus Legacy II (バミューダ・マスタートラスト構造)」は、以下のような方に強くおすすめできます。
- 訴訟リスクや政情不安から資産を法的に守りたい
- 長期的(30年以上)に年率6%前後の成長を期待したい
- 複数の後継者への資産承継を柔軟に設計したい
- USD建て資産をすでに保有しており、為替リスクを許容できる
自分の大切な資産を訴訟や様々なリスクから守りたいと言う方にとって、マックスフォーカスレガシー2は強力な資産防衛ツールとして機能してくれる。
見積もり作成と加入条件
保険料の支払い年数:2年払い、5年払い
加入年齢:2年払い(生後15日~80歳)、5年払い(生後15日から75歳)
加入保険料:2年払い(100,000ドル/年x2年)、5年払い(40,000ドルx5年)
お見積りをご希望の方は上記情報に加え、お名前と生年月日、喫煙の有無をお知らせください。
なお、このプランは香港外居住者でも直接FWDのオフィスへ訪問すれば加入の申込ができるが、保険会社の担当とは広東語、北京語または英語でのコミュニケーションが求められる。言語に自信があれば是非トライしてもらいたいが、少しでも不安があるようであれば、是非弊社までご相談下さい。

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