2026年10月23日(金曜日)

闘病記 完全回復まで

今日はチャーシュー飯の日だ。機嫌はまずまずのウサギさん。

朝、何か良いことがあったのだろうか。私が昼食の準備を始めると黄色い紙を取り出し、ABCの練習を始める。1234の数字は相変わらず英語での発音ができないので(数日前はできたのだが)、広東語で発声の練習をする。数日前は英語で1234が言えたけど今日は出てこないのと聞くと、少し悲しそうにそうだと言う。また別の日に練習をしようと提案をする。

また22日の夜、ロックがかかってしまっているウサギさんのiPhoneを解除するためいろいろアップルIDのパスワードを試すが、うまくいかなかったので思い出せると聞くが、「何の話?」的な目で私を見てくるのでこちらも、気にするなとサクッと会話を終わらせた。もう少し時間が経ってから改めて確認しようと思う。

昼食を済ましいつものルーティーンをしてから病院を出る。

この日もお母さんが来てくれていた。スープ、蒸かしたサツマイモ、中華麺、白米、餃子を持ってきてくれた。ほぼ私が食べたのだが、ウサギんさんと2人で夕食をする。私が食べるのを嬉しそうに見ているウサギさん。この姿は病気になる前。結婚してからこれまで全く変わらない。この姿を見ると少しずつだが、病気前のウサギさんに戻ってきてくれているのだと感じる。早く良くなって、またご飯を作ってとお願いをすると、大粒の涙を流しながら何度も頷くウサギさん。

食事を終えてからは、スポーツシューズを履きベットに腰を下ろした状態から、杖と両足を使い立つ練習をする。理想の起立の姿勢を私が実際にやって見せるが、やはり右足にまだ力が入らないようで、左足と杖に重心が偏った状態でしかたつことが出来ない。右足で床を感じ、しっかり立てるようサポートをしていく必要がある。立った状態を数分維持する運動もする。私が支えた状態で杖から手を離させ立たせるが、立ってはいられるが軽く押しただけでも倒れそうなぐらい不安定だ。こちらも、しっかり右足で床を感じ、体を支えられるようトレーニングを継続するだけだ。

立ったり座ったりする動きをして、そのまま3~5分程度立っている状態を維持するのがどれほど疲れるのかあまり想像が出来ないが、相当疲れるようだ。スポーツシューズを脱ぎたそうにしているので、練習は終わりにして水分補給をさせる。看護師が持ってきた血圧とお通じを良くする薬を飲んで、その事はベットに横になり右肘から肩を上げる練習をする。相変わらずフォームは悪いが、それでも何回かはしっかりと肘がベットから浮くのが確認できる。

また気のせいかもしれないが、ここ数週間でウサギさんの右腕、特に二頭筋と二の腕あたりに筋肉が戻ってきたように思う。全く手が動かず右上肢の運動をしていない時は、骨と皮だけで、病気でこんなにも腕や足は細くなってしまうのだと驚かされた。だが今は、病気前のホカホカコーナーが戻ってきた。うさぎさんに腕がだいぶたくましくなってきたよと伝えると嬉しそうにしている。

右上肢を上げる練習が終わってからは、セラピストに教えて貰ったストレッチを行う。また脇のあたりの凝り固まった筋肉を指で内から外に向けて押すマッサージをする。左側の同じ部分を押すと、相当痛がるが右側は全く何も感じないという。マッサージをしても何も感じないようだが、それでもマッサージをするよと言うと嬉しそうにしているので、少し腕や肩辺りが楽になるのかも知れない。

この数日の反省(リハビリがかなりスパルタになっており、厳しい要求をし過ぎた)を踏まえ、この日はウサギさんのペースに合わせてリハビリを行った。疲れたら止める。本人がやりたいものをやりたい順序で行う。アドバイスはするが強制はしない。なぞの言葉をしゃべっていても忍耐強く話を聞き、最大限の努力で理解に努める。本人のモチベーションを維持しこの長期戦となるリハビリを2人で続けてゆく必要がある。やる気と根性さえあれば、発症後6か月を経過していようが、何年でもリハビリを通じ体の機能は改善してくと言う。焦らず、ゆっくりウサギさんのペースでこの長いリハビリジャーニーを楽しんでいこうと思う。

ウサギさんよ。愛しているぞ、頑張っていこうな。

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