2026年9月27日(日曜日)

闘病記 完全回復まで

いきなり不機嫌全開で日曜日がはじまる。前日、お昼を何にするか決めていなかったので、無難にディムサムワンのシュウマイとハーガオを持って行った。これが気に入らなかったようだ。後で聞くと餃子が食べたかったようだ。なので夕食は餃子ということで機嫌を取る。エッグタルトをディムサムワンの向かいの店で購入していたので、ウサギさんの気を紛らわすことには成功した。

3時頃から右手のぶったるんだリハビリが始まる。いつものスケートボードと手を広げるマシーンでのリハビリかと思ったが、既に他の患者が使っておりウサギさんの分はないということだったので、円錐のプラスチックでできたカップのようなものを、右手と左手の指を交差させその間にカップを挟み、右から左、その逆に動かすリハビリをする。その次は重さのことなるお手玉のようなものを右手でつかむ訓練をする。どちらのリハビリも楽しそうに行うウサギさん。特にお手玉リハビリをしているとき、右手に何か動きがあったようで、目を大きく開き興奮気味に私に何か伝えようとしてくる。

お手玉も円錐のカップも持ち方握り方はまだまだだが、それでも右手の機能を取り戻そうと頑張っているのは、ウサギさんの横顔と背中から充分伝わる。

これまでは右腕(固まっている)を少し動かすぐらいしかできなかったが、この数日の間に手から方にかけてだいぶ、固まりはほぐれてきており、右手首を少し動かすことが出来ている。指先も、5本の指全てだ台に関節あたりをすこしだが曲げられるようになってきた。時として本人が自覚できていないことがあるようなので、右手や右腕に何か動きや変化があったときは、思いっきり褒め、喜びをウサギさんに伝えるようにしている。毎日、右半身のストレッチやマッサージをしていると、それなりにウサギさんの体の変化は分かるようになる。なので、私が日々感じる変化は出来る限り丁寧に細かくウサギさんに伝える努力はしている。

リハビリが終わり、6時頃までは気分も安定していたのだが、オムツを取り替えたあたりから急に様子が変わる。恐らく日々脳の機能が回復し理解力や認識する力の戻ってくるにつれ、今の排泄やオムツを付けた状態が耐えられなくなってくるのだろう。叫び声をあげ気を失ったように目を閉じてしまった。不安になり、抗うつ剤を摂取していないか確認をしたが、ウサギさんが服用している薬は血圧を下げる薬とカリウムの薬のようだ。気になったのは私が持参した、食べ物が何か影響を与えるのではないかと、正直に看護師にこの日ウサギさんにもっていった食べ物を伝え、何か組み合わせの良くない食べ物はあるかと聞いたが、問題はないだろうと言われた。キューイフルーツ、ブルベリー、ヨーグルト、エッグたると、シュウマイ、ハーガオ、餃子。ネットで調べたらキューイとヨーグルトはカリウムを摂取している時には一緒に取るのは避けた方がよいと書いてあった。看護師は問題ないと言っていたが、キューイとヨーグルトはもっていかないことに決めた。

義理の親父に電話をしていたようだが、恐らく帰りたいと言っていたのだろう。昨日のウサギさんの状態は久しぶりに不安定だった。私がいても状態が良くなることは分かったので、ゆっくり休んでと伝え、7時半過ぎに病院を出た。

この日はジムに行こうと思っていたが、筋トレをする気力が出なかったので、毎日の習慣にしている徒歩1万歩/日を勾配のきつい道を選び帰ることにした。

帰宅して実家の両親といつも通りラインでビデオ通話をする。親父が近所に住む90歳を超えるばあちゃんが、脳梗塞を患ったが回復して退院をした話をしていた。年寄りでもなんとか回復するのだから、まだ若いフーなら大丈夫だろうということのようだ。その理屈は分かるが、私が今一番気になっているのはウサギさんの精神状態だ。毎日、退院したい。帰りたいと泣きわめき、辛そう状態で入院生活をおくることが、回復に良い影響を与えるわけがない。

明日は改めてハッキリとウサギさんに対し、今の状態では退院は難しいということを伝えようと決めた。これまで何度も伝えては怒られ、怒鳴られ、泣かれてきたが、しっかりこの点は伝えないといけない。恐らく入院の予定より長くなるだろう。あのクソ医者も私たちの自宅周りの環境では、退院を迫ることはできないと分かったのか、急に態度を変え、私たちに退院後の準備をしろと言わなくなった。義理の母親には、病院として出来る限りのことはするとまで言っていたようだ。

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