2026年8月10日(月曜日)

闘病記 完全回復まで

ベットに横になっているウサギさん。声をかけるとすぐに目を覚ます。手足のマッサージをしながら話しかける。本人も左手で麻痺した右手を持ち上げたりしようとしている。

この日はリハビリの担当者と久しぶりに会ったようで泣いてしまったようだ。

英語でリハビリ担当者と話していたようだが、私が感じているのは、ウサギさんの質問に対する理解力はまだ本来のレベルには戻ってきていない。私を不安にさせるは、何を言ってもぼーっとしており、明後日の方を見ているウサギさんの状態が、いつかは良くなってくれるのだろうかと言うこと。出血したものが少しずつなくなり、この血液で圧迫されている部分が元の状態になればよいのだろうが、そうはいかないから後遺症で苦労をされている方が世の中には沢山いるのだろう。

私の携帯電話の暗証番号を入力しようとするが上手くいかない。ウサギさんと私の暗証番号は同じで、先日この番号が入力できなくなり、ウサギさんのiPhoneはロックが掛かっている。ICUからHCUに移った当初は自分の携帯番号の暗証番号を入力できていたが、数日後それができなくなった。暗証番号を紙に書いて見せてもその通り入力ができない。数字を入力するたびに、どんどん違う数字になるのをみるのは非常につらい。

脳の回復はどのようなプロセスを踏むのか。病気になって時間が経つ中でこれまでできていたことができなくなってしまう姿を見ると、何とも言えない気持ちにさせられる。根気強くウサギさんの隣でサポートを続けてゆくしかない。

明日香港に帰ろうと伝えると嬉しそうにしている。だが家に帰るとは伝えていない。間違いなく大きなことが起きる。転院と言っても恐らく伝わらないのはわかっている。

昨日、今日と大きな改善は見られない。進んだり後退したりを繰り返しながら脳は回復をしてゆくのだろう。

7月11日に入院し、ちょうど一か月後の8月11日に退院となる。医療費は6,415,557円也。

コメント