米国ノンバンクからの融資によるプレミアムファイナンス

プレミアムファイナンス

プレミアムファイナンスとその仕組み

プレミアムファイナンス(保険料融資)は高額な生命保険に加入する際に、保険料(プレミアム)の支払い資金を金融機関からの融資で賄うスキームになる。米国をはじめ、香港、シンガポールと言ったオフショア地域において、富裕層の資産保全や相続対策として広く活用されている。

仕組みとしては契約者が生命保険を締結し、金融機関が保険料を融資という形で支払う。融資を受けている間は保険証券は担保として融資機関に差し入れることになるが、被保険者の死亡時または解約時に保険金や返戻金が払い出される際、融資機関が融資元本と利息分を保険会社から回収し、残りが家族などの受取人に払い出されることになる。

プレミアムファイナンスのメリットは資金効率の最大化にある。手出しを少なくすることができるので、資産を保険料に縛り付けておく必要がない。この期間は、事業や他の投資に資産を振り分けておくことができ、相続対策、資産保全などのメリットを享受できる。

融資対象となるインデックス型ユニバーサル保険

融資担保の対象となる商品Sだが、米国保険会社N社のインデックス型ユニバーサル保険(以下IUL)と呼ばれる商品で、死亡保障と資産形成、両方の機能を備えた生命保険商品となる。

※N社、1848年に米国バーモント州で設立され、スタンダード&プアーズの格付けは日本生命をはじめとする最優良保険会社と同じA+(高い信用力)を誇る。

英語「Universal」には「万能な」「あらゆる目的に使える」と言った意味があるが、この言葉が示す通りインデックス型ユニバーサル保険の商品設計は契約者が自身のライフプランに合わせ、保険料の追加投資、一部解約、死亡保障額の調整など自由にプランをチューニングしながら運用が行える。

運用方法だがS&P500などの株式指数の値動きに連動させそのパフォーマンスに基づいたリターンが契約者の口座に蓄積される。「キャップ(上限)」、「フロア(下限)」が設定されており、インデックスの上昇率がキャップを超えた場合は上限でリターンは固定されるが、下落時においてはフロアがあるので0%を下回ることがない(元本部分が守られる)。IULはリスクを抑えつつ市場の成長を取り込みながらの運用を考えている方。保障機能と時間をかけながら長期で着実に資産を形成してゆきたい方向けの商品と言えるだろう。

今回、所属IFAであるGrandtagが主導するプレミアムファイナンスだが、N社のIUL保険に米国ノンバンクからの融資を受け、契約者ご自身を被保険者にして加入をすることになる。通常であれば保険料の支払い期間は10年となるが、融資を受け加入をする場合これが5年に短縮される。加入時の年齢や健康状態にもよるが、自己負担は通常の保険料の30~60%を支払うだけでよい。

ノンバンクから融資を受けている間(12~16年間)、保険証券は融資の担保となる。元本と利息の合計額をキャッシュバリュー(保険証券価値)が超えるタイミングでノンバンクに融資額を返済することになり、この時点で担保が外れる。なお返済に当てる資金は、被保険者が保険会社から融資を受けることになる。

運用例

45歳女性が確定死亡保障200万米ドルにこのプレミアムファイナンススキームを活用し加入した場合の見積もりを見てゆきたい。以下は加入条件となる。

・保険料:112,500ドルx10年払い(合計:1,125,000ドル)

・自己負担保険料:45,000x5年払い(合計:225,000ドル)

・初期借入金利レート:6.25% 

・初期クレジットレート:6.45%

プレミアムファイナンスを使わず自己負担だけで加入をする場合、契約者は毎年112,500ドルを10年かけて総額1,125,000ドルを払い込み運用してゆくことになる。しかしこのスキームを使うことで、手出しとなる自己負担分は225,000ドルまで抑えられる。

この加入者の場合、融資期間は14年。保険料1,125,000ドルから自己負担分の225,000ドルを差し引いた900,000ドルに対し利息が付きその額が借入元本含め1,434,725ドルとなる。この額を今度は保険会社Nから更に借り入れをし完済。この時点で保険証券の担保が外れ被保険者は100%契約者の名義になる。

このプランにおいて、加入後、20年目に被保険者が解約または死亡した場合、539,233ドルが解約返戻金として、また1,093,081ドルが死亡保障として契約者または受取人に払い出されプランが満了となる。

所属IFAであるGrandtagが提供するプレミアムファイナンス加入条件

・100万米ドル以上の資産があること

・米国との金融面での関わりがあること

・50歳以上の場合は米国で健康診断を受ける必要がある

・死亡保障額が300万ドル以上のプランに申し込む場合は米国で健康診断を受ける必要がある

・米国へ渡航し契約手続きを行う必要がある

申し込みの流れ

1・契約者は米国に渡航し契約手続きをする ※2泊3日で完了

2・健康診断が必要な人は滞在しているホテルで健康診断(無料)を受ける

※健康診断を受ける必要がある場合、その結果次第で保険料が変わる可能性はあります。

■「取り扱いは計画的に」

レバレッジ効果により比較的少ない自己負担で大きな保険金を確保できるので、相続対策や遺産分割、事業承継計画の一環として非常に利用価値は高いと言える。だが、レバレッジを活用する性質上、金利動向や保険商品自体の運用成績。税務上の取り扱いには細心の注意が必要だ。金融機関、保険会社、税務専門家との密な連携とコミュニケーションが必要となる。

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