年中行事:パタヤ・バンコクの旅(25年12月31日~1月11日)

その他

はじめてパタヤを訪れたのが2023年の1月。それ以来、毎年、年末か年始のいずれかのタイミングで足を運ぶようになった。飲んだくれの不良外国人。はっぱのニオイ。灰色なのか、複雑にグラデーションがかった謎の色の液体が滞留した下水道からの異臭。美しい砂浜に地雷ように散りばめられた野良犬のう●ち。正直、毎年来るほどの強い理由は見つからないが、1年の締めくくり的なイベントとして蛭田家の数少ない年中行事の中にシレっと組み込まれている。

パタヤでの行動範囲と活動内容はだいたいいつも同じ。私は昼ちょい前に、嫁さんを起こさないように静かに起床。景観もいまいちなプールと、子供部屋サイズのジムで運動をしながら嫁さんが起きだすのを待つ。2時過ぎぐらいに起きてくる。そこから化粧や荷支度に3時間ほど時間をかけられるので、それらが終わるのを待つ。

日が落ちかかったころにチョンブリにあるホテルからターミナル21まで歩き晩飯はフードコートなどで済ます。嫁さんは食に全くこだわりはないのだが、偏食なので、入れる店の数が結構絞られる。旅行に限らず、普段香港で外食をする時でも、3つのお店のうちのいずれかになる。2日間連続で同じ店で食べるようなことも普通にある。幸楽のつけ麺が好きな嫁さん。今回の旅行でも、2日連ちゃんではなかったが2度ほど幸楽にお世話になっている。

過去には何度か、裏通りにある知る人ぞ知る的なお店や、この店はマスト的なところもトライをしたのだが、エアコンがないとか汚いとかでブウブウはじまるので、このようなお店に行くことはだいぶ減った。最近では、それなりに有名なお店は、街中の大きなデパートのフードコートに店を構えていたりするので、汗だくになりながら順番待ちなどしなくてよいし、衛生的なので腹をこわすリスクもだいぶ低くなる。嫁さんはどちらかと言うと腹は強くこれまであまり腹をこわすことはなかったのだが、昨年の脳内出血で倒れてからは、時々、腹が弱くなっと感じると、口にすることがある。下痢と脳内出血の関係性はうすそうではあるが。

食事をターミナル21近辺で終えると今度は、ソンテウと言う乗り合いバスに乗り、退役不良軍人や体中から異臭を放つ方たちと、汗ばんだ太ももを密接させながら、セントラルフェスティバルに向かう。滞在期間はほぼ毎日、同じルートを同じ乗り物でグルグルしていた。

普段であれば嫁さんが買い物が終わるのをベンチに座って本を読んで時間をつぶしているのだが、今回は、私も久しぶりに買い物をした。40を過ぎたおっさんには馴染みのないジーパンの店をいくつか見て回ったが、笑顔を絶やさず忍耐強く試着につきあってくれたLeeのお姉ちゃんから、同じ型のジーパンを2本購入した。足が短く、銭湯で見るおじいちゃんのように、尻が弛んでいるので、自分似合うかたちのズボンを探すのにはいつも苦労する。私の決定を隠してくれるアイテムには、流行り有無にはかかわらず積極的にお金は使うようにしている。

結婚してからつい最近までは、一度買い物に行くと、それこそ鉄砲玉のようにどこかへ行って帰ってこなくなっていた嫁さんだが、さすがに昨年病気をしてからはそれも無くなった。疲れやすくはなったのだろう。後遺症も左足に痺れがあるだけと、私の言葉で少し無責任に表現をしているが、本当はもっと言葉にするのは難しく本人しかわからない辛さや痛みがあるのだろう。以前、パイナップルの皮を素手で触ったときに感じるあのチクチクした感じが近いと言っていたが、香港のケインロードにあるパークショップで触ってみたけど、痛いよ。痛い。普通に痛かったは。

いつも手を繋いで歩いているわけではないが、せっかちで早歩きの私でも、最近は気づいたときだけだが、歩調を少しだけ嫁さんに合わせるようにはしている。

夜食のKFCとセントラルフェスティバルの地下にあるスーパーでサラダを買い、またソンテウに乗り、ムラサキやピンクのネオンでギラギラした路地を横目で見ながらホテル近くまで帰る。

オバケ&スピリチュアルなお話。す嫁のウサギさんは「見えはしないようだが」が感じたりはするようで、このことが原因でホテルの部屋替えが旅行中、結構ある。私は全く何も感じないので、結婚した当初は話半分で笑いながら聞いていたが、結婚をして19年近く、そんなことが旅行の旅に部屋を替えていると、「アレはいる」とは言わないが、「何かはあるのだろう」と思うようにはなる。今回のパタヤでも部屋替えはあった。眠れないと言うので、フロントに電話をし部屋を変えてもらった。朝の7時だ。去年の3月に嫁が倒れたのも睡眠不足が重なっており、早朝だった。なのでそれ以来、どんなことがあっても睡眠ができる環境だけは整えるようにしている。なので、今回滞在したホテルでも部屋を替えてだめなら、ホテルを替えてようと思っていた。

アレの話で言うと、以前勤めていた会社にも霊感が強いグロリアと言う香港人女性が居た。本人曰く、感じるだけでは無く「見たり話したり」できると言っていた。本当に困るのは良く話かけられることだと言う。10年以上も前の話だが、忘年会の席で、グロリアがイヤフォンをしているので、外したらと言ったら、「無理無理無理!」と。どうやら話しかけられていたようで、その声が聞きたくないとイヤフォンをずっと食事の間耳に突っ込んでいたのだ。ケネディータウンにある結構いい店だったので、グロリアだけのために店を早く出ることはしなかったが、2時間以上グロリアは音楽を聴きながら何も食べず、私たちが食事を終えるのを待っていた。

実はグロリア、霊感だけでなく、動物にも非常に人気で彼らとコミュニケーションもできるらしい。仕事中、いきなり私の席に来て「TOSHI、犬がお前の帰りを待っているから、出張を作って、早く実家に帰れ」と言う。実はこの時、実家で飼っていたゴンと言う犬は老衰しており、もういつ亡くなってもおかしくない状態だった。ただグロリアには自分の身内の話や、ゴンことは話してはいなかったので、「帰ってやれ」と言われ驚いたが、それ以上に、「つうか、なんでグロリアが実家で飼っている犬のことを知っている」のかに驚かされた。あの日の、グロリアの圧はいつも以上に強かったので、彼女の言うことを聞いて帰省した。今もグロリアとは仲がよいので、ちょくちょく連絡を取る仲だ。私がこれまで見てきた香港女性の中でもダントツで強く癖のある女性だ。北茨城の実家に帰ったその日。私の顔を見た数分後。ゴンは旅立った。

5日から11日まではバンコクに滞在した。普段はプロンポンだが今回はトンローに宿を取った。普段旅行であまり人に会うことはないが、今回はタイ人の友人Kingと奥さんのIce。そして1歳と9カ月になる娘ちゃんと夕食をした。ただ途中で娘ちゃんがぐずりはじめたので、結局食事は1時間ぐらいで切り上げ解散した。

バンコクとKingから頂いた布。2023年に私たちがKingが勤めるホテルに滞在をした際、私たちの部屋の清掃を担当してくれたのがKingだ。それ以来、バンコクに来るときは必ず、Kingの職場に挨拶には伺っていた。普段は、ラインでなんとなしのタイミングで、「元気か」、「サッカー日本代表チームの試合観たよ」「嫁さんの誕生日」「娘が生まれたよ」的なやり取りをしている。

ホテル滞在2日目、Kingの地元にある寺院で作られたと言う布をいきなり渡された。嫁さんに、「枕の下に敷いて寝ろ」と言う。嫁を見て何か感じたのだろう。実はこの時も、嫁さんは寝つきが悪く、部屋を変えたいと言っていたところだった。Kingは英語も日本語も話せないので、お互いの携帯電話の翻訳機能を使いながらの会話だ。渡された布を枕の下に敷いたところ、「寝れる寝れる」と嫁は大喜びだ。去年の5月にバンコクを訪れた時もKingの職場に顔を出した。この時も、嫁さんと私はKingから神様が象られたペンダントを頂戴している。嫁さんは肌身離さず身に着けている。私は何度か身に着けたのだが、身に着けているとどうも、なんとなくだが脈拍が上がる感じがするので自宅のテレビの前に、ゴンとニャーの骨と一緒に置かせて頂いている。

本当にKingとは不思議な巡りあわせだ。なんとも言えない独特のオーラをまとっている。お嫁さんは静かなKingとは対照的で、明るく豪快で元気な女性だ。英語も話されるので、娘ちゃんをあやしながら通訳を一生懸命してくれた。Khongkwanと言う娘ちゃんだが、タイ語でギフトと言う意味のようで、これまたなんとも言えないパワーを感じた。

人との繋がり。積極的に自分から人脈を作ったりするのは好きでは無いし得意でもない。Kingと知り合ったように、自然に何かのきっかで知り合う方との縁が長く続いてゆくのが、私の人との関係性における特徴と言える。だが、人の性格だったり内面的なものを、最初にあった瞬間に動物的な感というか何かが働くので、来るもの拒まず去る者追わずと言いながら、実はかなりのスピードで選別したりしている。そんな感じなので知人は多くいても友人は少ないのが私の特徴でもある。仕事をしてゆく上では人の好き嫌いなど言ってはいられないが、これは不思議と、弊社のお客様はとてもいい人が多い。

最後に。楽しくも無いがつまらなくもないパタヤの街中を夫婦二人、ダラダラ目的もなく歩いたり、同じルートで同じ店に通ったりすることで、お互いの微妙な変化だったりを感じられたりするのかもしれない。特にパートナーの精神的・内面的なことを、日々の忙しい生活の中で感じることはそう簡単ではない。まとまった時間の中で、食べる、寝る、歩くなどの最も基本的な活動を共にすることで見えてくることがあるのかもしれない。このパタヤ旅行は私たち夫婦にとって心と体の健康測定・診断のような意味合いがある。

夫婦関係に関するお悩みやご相談は弊社HTYインベストメント香港までお気軽にどうぞ。

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