安い保険料で大きな保障を受けられる。それがユニバーサルライフ生命保険だ。払い込む保険料に応じて死亡保障額は大きくなる。通常の生命保険であれば、数億円までが保障額の上限となるがユニバーサルライフ生命保険のそれは異なり数十、数百億円の保障を掛けることもできる。資産家と言われる方、若くして大きな資産や会社を築き上げた方(築いている方)。そして契約から20年以内において大きな保障を必要としている方が検討すべき商品と言える。
メリット
既述の通り何と言ってもユニバーサルライフ生命保険の魅力は低い保険料で大きな保障をかけることができるところにある。チャレンジ精神に溢れる若い起業家の方であれば、自分に万が一のことがあっても家族、そして会社を支え運営を補助できるるだけの大きな保障が必要になる。
プレミアムファイナンス(保険融資)を活用し加入をすることもできるので、比較的少ない自己負担で大きな保険金を確保できるのは相続対策や遺産分割、事業承継計画の一環としても非常に資産防衛、承継の観点からも非常に活用し易い。
インフレーション耐性と米ドル建てによる通貨分散。通常、日本の生命保険の場合、予定利率が決まっている。契約書に記載された数字は受取ることはできても、インフレーションが発生した場合においてこの約束された利回りで契約者が損をしないかは分からない。また日本は長期的な円安傾向、財政赤字、人口減少と言った課題を抱えているので将来的な通貨下落リスクは小さくない。ドル建てで運用が出来るので外貨資産としてインフレーションのヘッジにもなる。
そしてこのユニバーサルライフ生命保険の最も大きな特徴は、運用途中に保険料の増減をしたり死亡保障額を自由に調整できるところにある。様々なライフステージにおいて生命保険に対するニーズは当然変わる。そんな時、自由に保険料を追加投資したり、または支払いの減額や一時停止、そして死亡保障額を増減できたりするのは契約者にとって非常に使い勝手がよい。
デメリット
生命保険としてだけではなく資産形成機能も備えるユニバーサルライフ生命保険だが、デメリットとして保険会社における運用コストが割高になってしまうところにある。このことで、支払った保険料では運用が継続できなくなり、運用途中で強制的に解約をしないといけなくなる(追加投資をすることで運用を継続をすることはできる)。冒頭で加入から20年以内に大きな保障を必要している方は検討をするのが良いと書いたが、その理由はこの強制終了の存在が背景にある。安い保険料で大きな保障が約束されるのはこの期間となる。資産が捨てるほどあるのであれば何の問題もないだろうが、そうでない場合、今は追加投資をできると思っていても将来的にそれが実現できない可能性もある。
手元にケイマン籍の保険会社が提供するユニバーサルライフ生命保険の見積もりがある。30代非喫煙の方がマスタートラスト(信託)を設立し、約4万米ドルを払い込み運用した場合のものとなるが、この見積もりには3つの運用シナリオが記載されている。一つが保証運用利回りが2%で運用されたもの。そして非保証で5.2%、7%で運用された場合のもの。保障利回り2%で運用をした場合、契約後16年目に払い込んだ保険料では運用ができず強制解約となる(17年目以降も運用を継続したい場合はこのタイミングで追加投資の意思決定をする必要が出てくる)。
非保証の5.2%で運用をした場合だと44年目、7%で運用をした場合においては契約から89年目にその時期を迎えることになる。非保証の運用はあくまでこの予定利率で運用ができれば44年、89年間と運用が出来ると言うだけの話で、保険会社が契約者に対しこれらシナリオ通りに運用できると約束したものでは無いと言う点は注意が必要だ。
資産に余裕があること。これが加入検討にあたりポイントになる
ユニバーサルライフ生命保険を検討しても良い方の条件としては、自分の意思でも強制的な理由であっても追加投資ができるだけの金銭的な体力がある方。この点につきる。もし今の時点ではある程度の資産や将来的に資産を形成できている算段があったとしても、もし少しでも不安があるようであればユニバーサルライフ生命保険ではなく、追加投資や保障額の変更はできないがサン・ライフ、CFTライフなどの香港で販売される商品が加入検討の対象としてはベターな選択肢となってくる。


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