SunJoyGlobal/サンジョイグローバルとチュー・ビービー保/CHUBB保険

その他

2ヵ月ぶりにグランタグオフィスへ行ってきた。いつもはツンデレ油漆から連絡があるのだが、今回はボスから直接のお呼び出しである。新商品の案内と既存商品のアップグレードがあったようで、オンライかフェイストゥフェイスでの面談をしたいとの事。特別なイベントが無い限り、普段あまり顔を合わすこともないので、オフィスに出向くことにした。ジャミソン社長の高級酒コレクションが並ぶバースペースがある26階に、ボスの部屋はある。オフィスに到着したのは夕方の6時を過ぎていたので、バーでスタッフが飲みながら立ち話している姿が見えた。仕事が終わってから上司が部下を半ば強制的に拉致り、飲みにいくという習慣は香港にはあまりない。このスペースは普段は恐らく、仕事を終え、帰る前に待ち時間の調整や隙間時間を埋めたり、仕事中には話ずらいネタなどを、ゴシップ交じりに話す場所として、何か特別なイベントがないときは、機能しているのだろう。

サンジョイグローバル

24年1月。サン・ライフ香港はサンジョイグローバル(以下グローバル)をリリースした。これはちょうど1年前にリリースがされたサンジョイ(以下旧バージョン)のアップグレードバージョンになる。特筆すべきは、旧バージョンに比べ非確定解約返戻金のリバーショナリーボーナス(以下RB)の増加率が大きくなっていること。損益分岐点も2年払いが6年目、5年払いが7年目とかなり早い時期に設定されている。香港保険を活用した運用は、長期で運用ができる若い人に断然優位性がある。しかし一方で、若い方は手元に余剰資金があまりないことが多い。そのため、これまでの傾向として、香港保険に加入をされる方は纏まった余剰資金のある40代からそれ以上の年齢層の方たちが多く、自身の資産形成というより継承を目的で加入されるケースがほとんどだった。しかしこの度上梓されたグローバルなら、50歳を過ぎた方でもご自身の老後の資産形成を前提として加入しても十分メリットを享受できる設計となっている。特に非確定解約返戻金であるRBは、運用途中に引出しも出来きるボーナスでもあるので、10年以内に引き出しをしたい、待ち受けるライフイベントの時期がある程度見えているような方は一度、グローバルの見積もりはみておいた方が良いだろう。

グローバルにおいては旧バージョンには組み込まれていなかった、共同名義での加入ができるようになっている。単独でも共同でも自由に選択が行えるし、また仮に、単独でプランに加入をしていた方でも、契約後、共同名義に切り替えたりするようなこともできる。その他の変更点としては、証券分割を行える時期が旧バージョンでは5年からだったのが、グローバルでは契約3年目が経過した段階で行えるようになっている。その他、運用通貨を自由に選択また変更ができるので、子供の留学や老後の海外移住など、受益者、契約者のライフスタイルに合わせ米ドル、カナダドル、ポンド、人民元の4つの通貨から選択ができる。加入時の通貨は米ドルだったとしても、後に他の通貨に変更ができる。

今回のバージョンアップされたサンジョイグローバルのメリットを聞きながら、これならお客さんにガンガン売り込みをかけられると思う一方、これまで旧バージョンに加入してくれたお客さんはどうなっちゃうのと思っていたが、旧バージョンに加入をされている方は書類に必要事項を記入するだけでグローバルに切り替えができるようだ。直近では、二浪時代からの親友が旧バージョンに加入してくれたりしていたので、これから旧バージョンに加入してくれたお客さんに切り替えの案内をしてゆく。

CHUBB(チュー・ビービー)

CHUBB保険。これからグランタグとしてサン・ライフ香港に加え押していく。CHUBBを英語的に発音をするとチョップ(CHOP/ぶった切りと言う意味)になるので、保険の文脈においてはあまり縁起のよい言葉だろうということで、ボスも私も社内的には中国の方の発音する、チュー・ビービー(以下ビービー)で統一しようと決めた。ビービーだが、7年連続でフォーチュン・グローバルランキング500にランクインしており、直近でのランキングは342位となっている。ニューヨーク証券取引所に上場しており、S&P500銘柄の一つとしても組み込まれている。また世界の保険業界ランキングは7位となっていることから、会社の規模、知名度、ブランド力で保険商品を選択するなら、この会社一択と言っても過言ではないぐらいの企業と言えるだろう。

アジアパシフィック地域においては中国、台湾、韓国、ヴェトナム、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、香港でこれまで損害保険を中心にビジネスを展開してきたが、22年、シグナ(CIGNA)買収を完了させ、これからは生命保険事業の拡大を目指すようである。ちなにみ現行のビジネスにおいては、損害保険の割合が6割、生命保険関連は2割弱となっている。なお、ビービーは日本にもオフィスを構えているが船舶関連の保険など生命保険等は全くことなるビジネスを行っているようだ。日本在住の日本人は現行では加入できないが、信託設立をし加入をできるようアレンジしているようだが、実現の可能性は低そうだ。よって、本日時点で加入ができるのは日本以外に住む日本人となる。

MYLegacy3

ビービーの人気商品はMYLegacyシリーズとなり、サンジョイグローバルを意識したMYLegacy3が24年に上梓されている。運用効果を見ると、正直グローバルには劣るが、キャンペーンの保険料割引率が良いので運用効果を押し上げてくれる。見積もりやキャンペーン詳細については別途記事を書きたいと思っている。

基本的商品仕様はほぼジョイグローバルと同じだが、違いとしては、MYLegacy3には年金プランと言うオプションが特約としてついており、契約10年目以降、解約返戻金を年金として引き出せるようプランが設計されている。年金受給方法は2つあり、一つが、被保険者がなくなるまで決まった額を毎年引き出せるもの。そして20年間という期間に制限を設け引き出せるものがある。ただ、契約者が選択すべきは断然20年プランとなる。被保険者が亡くなるまで受給される方は、受給開始後、仮に被保険者が1年もたたず亡くなってしまった場合、その時点で受給は停止される。一方20年引き出しプランは、仮に受給開始から1年目に被保険者が亡くなったとしても、残り19年分は指定した受益者にこの年金が払い出される。しかも、この受給者は誰でもよく、不倫相手だろうが、いつも通う近所のコンビニ店員など、誰でも大丈夫だ。厳密にグローバルとMYLegacy3の運用効果を比較した上で、どちらの商品をお客さんに提案をすべきか判断するのは当然ではあるが、話を聞いているかぎり、MYLegacy3の売りはこの年金プランにあるように思う。

MYLegacy3商品概略

保険料支払:2年、5年、8年、18年

運用通貨:米ドルのみ

加入年齢:0~75歳(2年、5年、8年払いプラン)、0~65歳(18年払いプラン)

満期償還:120年

グローバルとMYLegacy3のお見積りをご希望の方は以下の情報をご教示ください。

・生年月日

・ご予算

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