まだ国債の利回り(金利)がわずかだがついていた2014年頃、日本国内で密に人気だった商品に一時払い型終身保険があった。個人でリスクを取りながら投資をするのは少し不安だが、金利もつかない銀行にお金を預けておくよりはマシだろうと思っていた方達に人気があったようである。資産運用や投資をこれまで行ってこなかった方でも保険屋さんが勧めるのだし、預金よりも金利が付くならと投資を決められたのだろう。低金利時代のいま、このようなメリットのある商品がひょっこり出てくることは日本国内においてはしばらく無さそうである。だが海外へ目を向ければ日本居住者でも加入ができるこの様な商品はまだ存在する。
保険が一大産業である香港では世界有数の保険会社がビジネスを展開しているので、豊富な種類の保険商品が販売されている。日本居住者が加入できる商品には限りはあるが、その中でもサン・ライフ香港が提供していライフブリリアンス、ヴィジョン、ヴィクトリーと言った商品は最低申込金額も手頃なことから、日本国内での投資商品探しに疲れた方が一度検討しても良い商品では無いかと思う。株や為替、不動産と投資の種類は色々あるが結局、自分の性格や取れるリスクを考慮してどれも自分にはちょっと向かないなぁと思っているなら、一番無難なのがこの保険を使った資産運用なのだ。見積もりを見れば契約から何年目に自分のプラン価値がいくらなのか一目でわかるので、ご自身のライフプランと照らし合わせながら、その驚くほど増える資産の使い方を心を弾ませながら考えるのも良いだろう。
香港の保険商品なので基本見積もりの表記はイングリッシュまたはチューゴク語だ。しかし日本語でないからと心配する必要はない。お客様へは基本イングリッシュ版をお渡ししているが、最低覚えておけば良い単語(キーワード)は以下の4つになる。
- Surrender Value(解約返戻金)
- Death Benefit(死亡保障)
- Guaranteed(確定解約返戻金)
- Non-Guaranteed(非確定解約返戻金)
特に保険会社の運用成績次第で支給されるかどうかが決まる、④の非確定解約返戻金についてはしっかり認識したいポイントだ。この部分はプラン設計の根拠となる株式や債券の運用割合や投資地域がことなることで見積もりに反映される非確定解約返戻金の数値(見込み)が大きく変わるからだ。
生命保険商品プロバイダーであるサン・ライフの特徴がはっきりと出ているのがライフブリリアンスとヴィジョンだろう。アメリカやアジアの債券での運用比率が株式に比べ大きいので、運用成績次第で支給される非確定解約返戻金がそこまで大きく無い。これに対してヴィクトリーは株式運用割合が大きく取られているので、非確定解約返戻金が解約返戻金全体において占める割合が大きくなる。
とは言っても、3つの商品全てにおいて共通して言える事は、早期の途中解約をしなければ投資元本を確実に超えるプランが設計されているので、契約者が何か特別な理由で途中解約を余儀なくされる場合を除いて、ほとんどのお客様がしっかり解約返戻金を受け取る事は出来る。そしてサン・ライフのファンドマネージャーたちが、見積り上に数理士によってはじき出された見込み数値を達成するために、投資地域、債券や株式の運用比率を調整しながら運用をしてくれている。
ライフブリリアンス→ヴィジョン→ヴィクトリー。これら商品が販売開始されてきた順番である。発売開始時期が最近であればあるほどプラン運用期間(満期償還)とプランの柔軟性が上がっている。ライフブリリアンスの満期償還は100歳に設定されているが、ヴィジョンの場合契約者が120歳になるまで、またはプランを子孫に引き継ぎながら運用した場合においては契約から120年目に満期償還を迎える。ヴィクトリーは名義変更を無制限に行えるので、解約をしなければ半永久的にプランを継続してゆく事ができる。なので、ヴィジョンやヴィクトリーに加入をした時点では自身の資産運用が目的だったとしても、予想外のイベントが起こり資産を子供や孫に引き継ぎたくなったらプランを彼らにごっそり渡せるのだ。
最後に死亡保障。もし仮に自分に万が一の事がおこった場合に残された家族を路頭に迷わせるわけにはいかないと思いながらも、実は100歳まで元気で生きていられそうだと言う根拠の無いコンフィデンスがある方は迷わずライフブリリアンスだろう。加入時点で万が一の事態が発生した場合に必ず受け取る事が出来る死亡保障額が保険料に基づいて算出されるので最大で一億円程度の死亡保障を希望の場合はライフブリリアンス(それ以上場合はジェネレーション)。ヴィジョン、ヴィクトリーも契約者が亡くなった場合に支払われる死亡保障はあるが、ライフブリリアンスのそれとは違い、契約開始から亡くなるまで運用されて来た解約返戻金と同じ額が死亡時に受取人に支払われる事になる。そのため、これら商品の切り分けとしては、完全なる生命保険をご希望ならライフブリリアンス。投資効果も感じながら貯蓄と資産構築を行いたいならヴィジョンまたはヴィクトリーとなるだろう。
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サン・ライフ会社情報。このサン・ライフ香港だが、母体はカナダサン・ライフになる。世界26ヵ国。従業員数37,000人(アドバイザー数11,800人)を抱える企業になる。香港においては、最初の代理店契約が結ばれたのが1892年になるので今年2021年で129年目を迎える事になる。日本国内でのビジネスはサン・ライフは直接行ってはいないが、1982年にサン・ライフ(カナダ)が買収した米国に本社を構えるマサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセス・カンパニーの日本法人は国内にある。
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