プレミアムファイナンス(Premium Finance)。
銀行やそれ以外の金融機関から、
保険会社が発行する保険証券を担保に融資を受けプランを契約し、
解約返戻金や死亡保障の受取り時にその保障を使い借入元本を返済し、
残額を受取る仕組みがプレミアムファイナンスだ。
自己資金にレバレッジを掛けながら高額の保険に加入することで、
手元の現金を減らすことなく、
借入相当額を他の投資先に資産を振り分けられる。
富裕層にとって資産が全て金融商品であることは少なく、
自社株や不動産などの遺産分割がし難いものが多い。
そのため彼らにとっては払う保険料を出来る限り減らし、
保険に加入をすることで一定の現金を手元に残して置くことが好ましくなる。
海外生命保険の死亡保障額は数億から100億を超える。
保険会社の保険証券(契約)を担保に取り、
確実に融資額を回収する必要のある融資会社にとって、
その保険プランを提供する保険会社の財務状況が健全で
信用格付けが高いことが条件となるのは言うまでもない。
融資担保となる保険及び保険会社
現在、私が取り次ぎをしている商品の中で担保の対象となる商品は、
FTライフ香港の貯蓄型商品フォーチュンセイバー3(Fortune Saver3)。
サン・ライフ香港の貯蓄商品ヴィーナス2(Venus2)と
生命保険であるジェネレーション2(Generation2)の2社、3商品になる。
これまでも異なる商品を対象に
プレミアムファイナンススキームは行われてきたが、
これら3商品を活用した最新のプレミアムファイナンス概要は以下の通り。
①貯蓄商品を活用し、
契約者が存命の内に解約返戻金を受け取ることを目的としたもの(資産運用)。
②相続対策として、
契約者の死亡後に家族が保険金を受け取ることを目的として
運用するプレミアムファイナンスがある。
プレミアムファイナンスのリスクとメリット
資産運用を目的としてプレミアムファイナンスを用いる場合、
損益分岐点を超えるまでは支払った金利分を損することがあるが。
損益分岐点を超えれば、以降は解約をしたり、
一部解約返戻金を引出しながら運用を継続してゆくこともできる。
また借入であることから当然、金利上昇局面において、
金利支払いの負担が増すことも起こり得る。
一方で
プレミアムファイナンスは高格付け保険会社に対する貸付であることから、
金利は非常に低くなる。
金利変動を気にする必要が出てくる様な資産状況であれば
借入決断は慎重に行うべきだが、
手元資金が十分にあるのであれば、
融資を受けて保険料を支払うことで、
その分現金を手元に残すことができる。
その他
融資担保:保険証券。
融資額:契約一年目における確定解約返戻金の100%まで申請が可能。
年利:3か月LIBOR(0.92%**)+1.75%
取引手数料(5年間):0.4%/年
オフショア法人の設立が必要になる(設立手数料あり)
資産証明:200万米$以上
申請制限:年齢、居住地による制限無
プレミアムファイナスに関しましては、
一度ご面談をさせて頂いた上で詳細のご案内をさせて頂きます。
ご面談をご希望の方は以下のお問い合わせフォームより、
ご希望の面談日時(第三候補日まで)をご記載の上ご連絡お願いします。
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