リージェントプレミア2は保障期間が128年に設定されており、
契約者と被保険者の名義変更を無制限に行えるので
解約をしなければ半永久的に世代を超えた受益運用を可能にしてくれる。
リージェントプレミア2がリリースされた当初、
お客さんもそして販売している我々も皆、
「そんなことできんの?、マジで」と言う感じだったのを覚えている。
リージェントプレミア2がリリースされた当時、
業界初がてんこ盛りの商品として業界をにぎわせてくれた。
だが保険が一大産業の香港において新商品の開発、企画は驚くほど速く。
競合他社がこれまで誰も思いつかなかった奇抜なアイデアを出せば、
他社もそれにインスパイアされ、
似たような商品を後続でリリースしてくる。
だがそんな中、
リージェントプレミア2の大きな特徴の一つである
ロックインオプションのアイデアだけは他社にアイデアをパクられていない。
恐らく、
保険会社にとってもお客さんにとってもデメリットが多いのかも知れないが、
実際はどうなんだろう。
その前に、
このリージェントプレミア2契約者が受け取る事が出来るボーナスについて。
リージェントプレミア2契約者は確定で受け取る事が出来る(Guaranteed Value)と、
運用成績次第で支給がされる非確定支給額(Non-Guaranteed Value)で構成される。
非確定は更に、
毎年支給され引出しもできる年次配当(Annual Dividend)と、
解約時だけに支給がされるターミナル配当(Terminal Dividend)に別れる。
通常の非確定の配当(Regent premier 2の場合年次配当)は毎年累積し、
複利で増えてゆくが、
このターミナルボーナスはそうではない。
解約時に一度だけ発生するであろうボーナスで、
解約がされなかった場合にはそのボーナスは確定せず繰り越しされてゆくこともない。
ゼロになることは考えにくいが、
見積に記載されるターミナルボーナスの額は、
解約時にならないと実際どれだけ受取るかが分からないのだ。
本題のロックインについてだが、
通常解約時にしか受け取る事が出来ないターミナル配当を年次配当に切り替え、
必要に応じて引出したりする事が出来るようにするシステムになる。
ターミナル配当を受け取ることができる将来は
マーケットの変動やインフレにより保険プランの実質的な
価値が大きく変わっている可能性がある。
そこで、
このターミナル配当を出金可能な年次配当に
切り替えることにより現在価値に固定(Lock in)するのだ。
自動ロックインオプション(Automatic Lock in Option)
契約から15年目または、
契約者により設定された引退年齢(55歳以上)のいずれか遅い方の時期から開始される。
自動ロックインを選択した場合、
保険料総額の8%がターミナル配当から年次配当に振替えられる。
自動ロックインオプションはターミナル配当が保険料総額の30%になるまで継続される。
マニュアルロックインオプション(Manual Lock in Option)
契約から15年目から適用が可能となるオプション。
ターミナル配当の10%から最大60%までを年次配当に振り替えることが出来る。
このオプションは3年またはそれ以上の期間を空けて、
再び利用できるので、
例えば1年目に10%、その後3年後に20%、
そしてその3年後に30%(合計60%)と言った具合に振り替えが行える。
もし契約後にロックインオプションが採用できるなら、
気長に運用を続ける意思が薄れ解約を検討し始めた人。
そして当初予定していた資産の継承プラン諸事情でうやむやになり、
プランは解約しないまでも、
解約時期を前倒ししたり、
出来る限り早く
運用途中に引出しをしたい人などには
響きそうなオプションだが、、、
どうなのでしょう。
確定のボーナス(年次配当+ターミナルボーナス除く)が
投資元本損益分岐点は12年となることから
元本割れの可能性はないが、
非確定部分のボーナス割合の大きさは少し気にはなる。
もし同じ額の金額を投資するなら
確実に受け取る事が出来るボーナス割合が大きい
サン・ライフ社のヴィジョンや、
同社のライフブリリアンスが良いのでは無いかと思う。
追記
以前書いた上記ブログでは、
ロックインオプションは契約時に採用するかどうか決めないと言う趣旨で書いてましたが、
FTライフに再確認をおこないましたところ、契約時に採用をしないとしていた方も、
後からでもロックインオプションを採用することができるようです。
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