サン・ライフ香港。第三四半期、保険料割引キャンペーン実施中。対象商品はサンジョイグローバル、サンギフトグローバルその他（ヴィジョン、ヴィクトリー等）。締め切りは24年9月30日まで。

サン・ライフ香港でサンジョイグローバル（以下ジョイ）とサンギフトグローバル（以下ギフト）の保険料割引キャンペーンを行っている。キャンペーン期間は2024年7月1日から9月30日まで。

※弊社が所属するIFAであるグランタグで申請手続き処理に時間を要することから、通常キャンペーン締切は、サン・ライフが設定する期日より２週間前に設定させて頂いている、よって今回のキャンペーンの申込期限は9月中旬となる。

キャンペーン内容は前回と同じで、ベーシック・リベートと呼ばれる加入保険料に応じ、初年度の保険料が割引されるもの（分割払い）。そして保険料を全期前納（一括）で払い込み加入をした場合に適用される、グリーン・オファー（金利優遇）の2本立てとなっている。全期前納（一括払い）で加入をすれば２つの割引が適用されることになる。

■ベーシック・リベート

ベーシック・リベートにおける割引率は、契約規模（保険料）と支払い年数によって以下の通り異なる。

※割引は初年度の保険料から差し引かれるかたちで適用される

2年払い

50,000~99,999ドル/年間保険料：2%

100,000ドル以上～/年間保険料：4%

例１：50,000ドルｘ2年払いで加入をした場合、1,000ドルが割引される

5年払い

10,000～29,999ドル/年間保険料：12%

30,000～49,999ドル/年間保険料：18%

50,000～99,999ドル/年間保険料：20%

100,000～199,999ドル/年間保険料：22%

200,000ドル以上～/年間保険料：24%

例：10,000ドルｘ5年払いで加入をした場合、1,200ドルが割引される

■グリーン・オファー（全期前納で加入した場合に還元される優遇金利）

ジョイトまたはギフトに、2年払いの全期前納で加入した場合には5.5%/年、5年払いの全期前納で加入した場合には4.5%/年の優遇金利分が割引されることになる。パーセンテージだけに着目すると2年払いの方が、トータルでは5年払いの全期前納で加入をした場合の方が割引額は大きくなる。

以下の数字はギフトに保険料総額10万米ドルに2年払い、5年払いに全期前納で加入した場合の割引適用後の保険料となる。

２年払い：９６，４１９．０１$（３，５８０．９９$の割引）

５年払い：８９，４１４．６２$（１０，５８５．３８$の割引）

■サンジョイ・グローバルとサンギフト・グローバル解約返戻金推移

以下は確定解約返戻金、非確定解約返戻金、そして両方を合算したちゃんぽん的返戻金推移になる。

２つの商品の重要な共通点として、確定解約返戻金の増え具合は、ジョイ、ギフトの２年払い一括、５年払い一括ともに同じであるということ。そして、２年払い一括で加入した際における、解約返戻金の増加具合も、ジョイ、ギフトともに同じになっている（ちゃんぽん返戻金をのセルを参照）。

確定解約返戻金の増加具合そして２年払い一括で加入した際のそれが、ジョイ、ギフトのいずれも同じであるので、運用面で２つの商品を比較しんがら、いずれの商品にするかを決めるなら、ちゃんぽん返戻金が参考になるだろう。

ただ、これまで弊社を介してご契約をされたお客様の意思決定の根拠というか、加入動機を見ていると、運用面の厳密な比較よりも、加入の目的をどう設定するかで少し悩まれるお客様が多いように思う（運用面での厳密な比較をされるお客様の場合であれば、ヴィジョンやヴィクトリーと言った商品も比較の対象に加える必要は出てくる）。

お子様などへの資産継承を前提におきつつも、ご自身の老後資金が少しショートした時のめの補填的な役割をプランに求めている方はジョイ。一方、ご自身の老後の資金形成の目的は全くなく、お子様の将来海外留学資金や移住資金を外貨で準備しておきたいと言う親御さんはギフトを選択されている。

■キャンペーンは１０月以降にあるだろう

サン・ライフ香港は基本、3か月に1回、合計年4回キャンペーンを行っているので、恐らく10月以降にも（年内最後の）もう一度別のキャンペーンがあるはずだ（なかったら申し訳ないです）。そのため、今回のキャンペーンの締め切りを意識し無理に加入の意思決定をする必要はないと思う。今回のキャンペーンを何かの情報を通し知った方は、このキャンペーンをきっかけとして私や他のライセンス保有者に連絡を取り、キャンペーン適用後の保険料がどのぐらい割引されるのかだけでも確認をしておけば良いだろう。

ただこれまでのサン・ライフのキャンペーン割引率やその内容を見ていると、商品がリリースされてから１年または１年が少し経過した頃に内容が変わっている（条件が悪くなる）。ジョイとギフトのモデルチェンジ（旧ジョイ、ギフトから現行のジョイグローバル、ギフトグローバルへ）があったのが今年の１月ごろだったので、恐らく、来年次の新しい商品のリリースにあわせ、キャンペーンの内容が変更されることは容易に想像がつく。なので、ジョイ、ギフトの加入を検討しているかたは遅くても年内を目途に加入の意思決定をするのが良さそうだ。