親父と母ちゃん
2年7ヵ月ぶりに日本への帰省が決まった。
仕事の事情もあるが親に顔を出すのが今回の一番の大きな目的になる。
母親がどうも精神的に落ち込んでいるようだ。
直接本人からは帰って来いとは言われないが、
父親からのラインメッセージからそれがどうもそれが感じられる。
父親は、
定年は迎えているが
不動産販売(戸建て)の売り上げ成績が良すぎることから会社から、
泣きつかれしかたなく今も仕事を続けているようだ。
本人はお遍路、北海道旅行、登山。庭先の農園。
ミツバチの飼育など、やりたい事リストが山ほどあるようだが、
どうも今のところそれは実現していない様だ。
時々母親から送られてくる、
親父についての愚痴ラインから、
これまでやりたくても我慢してきたこと、
やれなかったことを必死やろうとしているのが伝わってくる。
私は三人兄弟の長男なので本来であれば、
家に残り家を継ぎ親の世話をすべき立場にいる人間だった。
だが、物心ついた時から既に、
父親からは家など継がなくて良いから、
日本には居ないで海外で仕事をしろと言われ続けてきた。
小学校や中学校の教師が嫌いで反抗ばかりしていた私の姿を見て、
あぁこいつは日本では生きて行けないと感じていたのかも知れない。
元々、人の性格や特徴などを見抜くことに長けた人だった。
几帳面、神経質、気難しいと言われていた叔父の
お嫁さんを見つけて結婚をさせたのが父親と言われている。
親父の学生時代の友人の姉がその人だったようだが、
あの堅物にはこの人しかいないと
叔父に提案をして見事ゴールインのサポートをしている。
まあまあ、当たり前だけど
今こうして、
シンガポール人の嫁さんと香港で生活をし、
保険屋の仕事をしていられるのも、
まぁぁ当たり前だが両親のおかげだ。
コロナで渡航がし難いという言い訳も
さすがに3年近くも言っていられない。
香港に戻ってきてからの隔離も、
今日(8月8日)に1週間から
3日間(ホテル)と4日間(自宅待機)に緩和されてもいる。
既に先週1週間の隔離ホテルの予約をしているので、
余分に予約をした三日分は別途返金でもされるのだろう。
嫁とお土産
嫁と私の間には子供が居ない。
二度の子宮外妊娠と香港とタイでの不妊治療を
行ったが結果は残念ながらと言ったところだ。
私は正直気にはしていないのだが、
想像以上に嫁はこの事を気にしている(していた時期が確かにあった)。
ましてや長男で親の世話をしなくてはいけないはずの私と
結婚し日本では無く香港で生活をしていることに負い目のようなものがあるようだ。
今両親の世話をしてくれているのは牛久に住む次男で、
孫3匹をつれて月一程度で北茨城の実家に帰ってくれている。
そのため、
これまでの帰省では実家への土産もそうだが、
次男家族(特にお嫁さん)へのお土産攻撃が積極的に嫁からされている。
専業主婦で子育てと家事に追われるお嫁さんに、
両親の世話を私達夫婦に代わりしてくれていることへの日頃の感謝の気持ちを込め、これでもかと色々準備をしている。
キャビンクルーでもあったことから、
相当なブランド品が今も山の様にクローゼットに収納されている。
本人はもうとっくにこれらには興味は無いようなので、
次男のお嫁さんや、
まだ小さい姪っ子2人が大きくなった時のためにと保管しているようである。
湿度の高い香港で毎日除湿器をガンガンかけているのはこのためのようだ。
旅程
8月29日から10月1日まで日本に滞在
。基本的には自宅の北茨城市と都内を行ったり来たりしております。
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