香港外居住者が渡航をせずに加入ができる保険商品。年利3%〜4%で元本の確保が約束されている。日本で一昔前に販売されていた‘お宝保険’と呼ばれる、解約返戻金が払い込んだ保険料の2倍にも3倍にもなる運用が期待できる商品。この価値を契約者に提供できるのが香港の保険商品と思って貰えれば良いだろう。保険は香港の一大産業で、世界有数の保険会社が人口740万人程度が住む小さな場所に2022年時点で163社が軒を連ねている。ちなみに日本には54社の保険会社がある。陸地面積は1,104.3平方キロで、札幌市とほぼ同じぐらいの大きさになる。これだけ狭い場所にどれだけ多くの保険会社が密集しているかが想像できるだろう。世界の保険会社が集まれば当然競争も熾烈になる。保険会社は常に一人でも多くの契約者を取るために競争力のある商品を作り販売して行くことになる。そしてこの保険業界における競争は、民間の保険会社の間だけで生じるのではなく、香港年金(年利4%)と言った商品を香港政府が主導で発売することで、それら競争を更に健康的に刺激したりもしている。
結果、顧客としてはどれを選べば良いか判断をつけにくいほど優良な保険商品に囲まれるわけだが、いずれかのプランに加入をすれば放っておいても払い込んだ保険料以上の解約返戻金を受け取れることができる。
投資や資産運用をこれまで勉強してこなかった方でも、数字が苦手で運用利回りがなんだ、損益分岐点ってよくわかんないと感じているような人でも、誰でも見積もりの数字を見ればいつまでにいくらお金が増えているのか、はっきりと確認ができる。しっかり増えるので、見積もりとその見方の説明を少し聞けば誰でもすぐに理解できる。
恐らく私のブログを読んでおられる方の多くは香港外に住んでおられると思う。ご自身のお住まいの国以外での保険プランを活用した資産運用ということで、日々の生活ではその存在すら忘れられていた警戒心が心の中にひょっこり現れたのかも知れない。だが、これら香港外にお住まいの方が加入できるプランは当たり前だが、香港に住んでいる人も加入できるプランであることは忘れてはいけないし、香港に住む方が、香港外に住む方と同じように保険プランに対し心的抵抗を持つとも考えにくい。
保険会社の営業マンが熱血すぎて鬱陶しい。しつこくて嫌だとは香港人も当然感じることはあるだろうが、香港以外にすむ方が加入にあたり心配するようなこと、例えば確定利回りが3%、4%は話ができすぎているとかは絶対に思わない。むしろ3%、4%と聞けば利回りが悪すぎると感じる香港人の方が多いかも知れない。先の香港政府主導の年金商品、実は募集した予定定員数を下回ったようである。それは、香港人が自身で4%を超える運用を達成することがとができると言う自信の現れだったり、政府の思惑通り保険会社各社が契約者にとってよりメリットのある商品を開発したからに他ならない。
残念ながら、香港外居住者の方が渡航せずに加入できる保険プランはサン・ライフ香港とF T
ライフ香港に絞られてはしまう。しかし、それでも将来を見据え長期で時間をかけながら米ドルで資産を形成し、契約者や被保険者の名義を変更しながら子供や孫そしてその次の世代へと資産を大きくしながら継承してゆけるなど、日本の保険では到底考えることのできない特徴を備えた商品がある。
年金問題と不安。そして資産継承問題など、日本に住んでいる方のほとんどが抱える悩みは、資産運用をするフィールドを少しの勇気を持って外に移すことで解決することが出来ると言うことは知っておいても悪くはないはずだ。
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