香港保険。途中引出しをしながら運用するならどの商品がよいか?

FTLife/富通保険

香港の保険商品のご加入を検討されている方からよくある質問の一つに途中引出しの可否についてのものがる。基本的に、全ての保険商品は運用途中に引出しをすることができる。だが、その引出しの対象になる解約返戻金であるボーナスや、引出しの対象が借入によるものだったりする。そのため、商品選定においては、引出しの目的やその時期を考えながら自分にあった商品を探してゆく必要がある。香港外の居住者が加入できるプランの中から主要なものをピックアップし、それぞれの特徴について重要なポイントに絞り説明をしていく。

最速でしかも確実に保険からのリターンを得たいなら、

FTライフホンコンのエヴァー・グロー128(1.8~最大3%/年)。サン・ライフのヴィジョン(2.3%)の2択になる。それぞれ1年目と2年目から払い出しがされ、払い込んだ保険料に対し、既述のパーセンテージが利子としてプラン解約まで契約者に払い出される。15年程度の受取を考えておられるならエヴァー・グロー。15年を超える、長い期間受取を考えているなら後者のヴィジョン優位で、受け取れるりしの総額大きくなる。ちなみに、これら利子は被保険者が名義をするまで、または解約するまでずっと支払われ続ける。これらプランは香港人に非常に人気がある。銀行に預金をする代わりに保険会社に資産を預けそこから毎年払い出されるクーポン(利子)を日々の生活費に当てたりしている。

非確定の解約返戻金を引き出す、

香港で販売されるほぼ全ての商品に、保険会社での運用成績次第で支給される非確定解約返戻金が組み込まれている。これは加入検討者が契約時に確認をする見積りに記載された返戻金となるが、試算的数値となるので契約の時点では、その記載された金額を契約者が受取ることができるかどうかは分からない。そしてヴィジョンとエヴァー・グロー以外の商品においては、この非確定解約返戻金が途中引出し対象のボーナスとなるので、引出しをしながら運用をすることを希望する契約者はこの点を理解した上でプランを選定することになる。少し乱暴に言い換えると、引き出しをするつもりで加入をしても、その時点は結局、タラレバ的な引き出しストーリーしか描くことしかできないと言う事。しかも、この非確定の解約返戻金がある程度の額に増えるまでには結構な年月(20年以上)が必要になると言う点も留意している必要があるだろう。もし引き出しをしながら運用することを考えているなら、記述のヴィジョンやエヴァーグローと言ったクーポン(利子)付きプランが良いだろう。それ以外のヴィクトリーやFTライフのプライムやエリートと言った利子が払い出される設計がされていないプランを検討しているのであれば、引き出しをすることよりも、老後の資産形成や子供や孫への資産継承を主な目的として加入するのが良いだろう。

死亡保障を担保に年金収入として借入をする

決まった金額を決まった期間中、保険会社から年金収入としてお金を受け取るならFTライフ香港のオンユアマインド。契約から15年目、または被保険者が60歳になるタイミングのいずれか遅い方から支給が始まり、最長で40年間(被保険者が100歳になるまで)年金が払い出される。加入の時点で、保険料をベースに最大どれだけの借入ができるかが把握できるので、ヴィジョンやエヴァー・グロー同様、プランニングをタラレバ的にする必要も無い。しかもオンユアマインドの年金収入は借入となるので、日本においては所得税の対象とならない。

当たり前だが、商品の選定においては加入動機をどこに据えるかが大切なポイントになる。もし今、香港の保険商品の加入を検討している人で、どのように自分にあった商品を探してゆけば良いのか分からない方が居られれば是非、弊社までお気軽にご相談頂ければと思います。

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