保険商品を使いESG投資を行う
ESG投資にフォーカスした
貯蓄型商品Stellar/ステラ―がSun Life /サン・ライフ香港よりに上梓された。
2022年4月12日時点において、
香港保険監督庁により許認可を受けた保険会社が取り扱う保険商品の中で、
ESG関連の投資商品をプランに取り入れた一番最初の商品が、
このサン・ライフ香港のステラー/Stellarとなる。
ESG投資に関するメモ
ESG投資 (※2019年3月時点)
・環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字
・投資判断の材料として、非財務情報であるESG要素を考慮する投資
・2006年、アナン国連事務総長(当時)が機関投資家に、ESGを投資プロセスに組み入れる「責任投資原則」(PRI、Principles for Responsible Investment)を提唱
・およそ2,400の年金基金、運用会社などがPRIに署名
・うち年金基金などアセットオーナーは432、その運用資産残高は20兆ドル
・日本のGPIFも2015年に署名済み
ステラ―商品特徴
・保険料支払い:2年払いのみ
・支払い方法:送金、クレジットカード決済
・最低加入保険料:20,000ドル
・加入年齢:0~80歳
・保障期間:120年
・名義:単独、共同名義
・名義変更:可能
・死亡保障:有
商品自体の運用は米国株式を中心に積極運用がされている。
株式比率20-75%、債券比率25-80%となっておりヴィクトリーと
同じ運用比率となる。
解約返戻金の構成も確定と運用成績次第で支給される
非確定解約返戻(リバーショナリーボーナスとターミナルボーナス)となる。
確定解約返戻金と途中引出しが出来るリバーショナリーボーナスは
契約3年目から契約者に払い出される。
損益分岐点に関しては契約から7年目と早い時期に迎える。
運用シミュレーション
以下は40歳非喫煙の男性が
保険料100,000ドル(2年x50,000ドル)を払込んだ場合の
解約返戻金及び死亡保障額だ。
7年目:損益分岐点(確定解約返戻+非確定解約返戻の合計が保険料を超える)
解約返戻金:100,064ドル
返戻率:100%
死亡保障:100,064ドル
10年目:
解約返戻金:124,299ドル
返戻率:124%
死亡保障:124,299ドル
15年目:損益分岐点(確定解約返戻が保険料を超える)
解約返戻金:165,854ドル
返戻率:165%
死亡保障:165,854ドル
20年目:
解約返戻金:271,396ドル
返戻率:271%
死亡保障:271,396ドル
25年目:
解約返戻金:351,819ドル
返戻率:351%
死亡保障:351,819ドル
30年目:
解約返戻金:544,646ドル
返戻率:544%
死亡保障:544,646ドル
35年目:
解約返戻金:712,082ドル
返戻率:712%
死亡保障:712,082ドル
40年目:
解約返戻金:1,090,310ドル
返戻率:1,090%
解約返戻金:1,090,310ドル
ただ、どうなのでしょう。
ESGもある意味投資トレンドになる。
わざわざ保険商品を活用しこの領域に投資をすると言う
ことに意味はあるのかはかなり微妙な気がしてはいる。
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