なんとなく、とりあえずと言う感じでこれまで銀行に預金だけをしてきたのであれば、資産購入の対価としての現金の役割を意識しながら、少しずつ現金以外の何かに替えておく事を考える必要がある。
日々の生活において現金は必要になるが、
どのぐらいの金額をどのぐらいの時間、
何のために現金として持っている必要があるのか明確にしておく必要はある。
非稼働な現金は少なくし、
資産を生み出す資産を購入してゆく事が大切になってくる。
だがこれまで数年、数十年と貯金だけをして来た方にとって、
頭ではわかっていても、行動にはなかなか移せないことも十分に理解が出来る。
もし身近な人で既に投資を行っていたり、
手本となる人や投資のプロの様な人が居れば、
かれらから手ほどきを受けながら少しずつ投資活動をスタートできるようになるのだろうが、
大抵は悶々と一人で何に投資をしたら良いのか思いあぐねているのではないだろうか。
株、不動産、FX、ETF、投資信託、保険など、
世の中には多くの投資商品がある。
どの投資商品が、投資をせず現金と預金だけを信じてきた、
現金信奉者である方にはあっているのだろう。
①投資をすることでストレスを感じない。
②手間と時間がかからない。
③投資成果がある程度イメージできる。
という判断基準を設定することで、
投資をできそうな商品が絞しぼられてくるのではないだろうか。
投資からのストレスを受けずに済む。
この観点で投資商品を見ると株、
FXは高リスク商品であることから現金信奉者には向かないだろう。
毎日PC、携帯の画面に釘付けになり、
為替や株価に一喜一憂させられることになる。
何もしないことをゼロ(安定している)とすれば、
全ての投資に足を踏み入れることで
何かしらの精神的な負担は感じることになるだろう。
恐らく現金信奉者の方は
このような思いをしたくないと言う理由から
預金や現金だけを信じここまできたのではないだろうか。
投資における手間と時間、そして関係者。
ボタン一つで売買が出来る株などと違い、
不動産は、借家人、不動産管理会社とのやりとり、
不動産の管理、優良物件探しなど手間がかかる。
投資家の性格により向き不向きが大きく出てくる投資となる。
ただ銀行口座にこれでもかと言うほどの
キャッシュを積み上げてきて現金信奉者にとっては
融資を引きやすいなどのメリットはあるし、
実はDIYや不動産の手入れが大好きだと言う方にとっては良いかも知れないが。
EFT、投資信託、国内外の株など。
2019年でのETF銘柄数は専門調査機関ETFGIによると
世界のファンド数は6,975本と言われている。。。。多い。
選択に迷いそうである。
ユーチューブや、セミナー等で推奨銘柄など
情報はいくらでも拾いながら投資判断はできるのだろうが、
投資をしよう!と決意をしても、
時間の経過とともにその熱意も下がってきそうである。
投資成果(数年後数十年後のゴール)がある程度イメージできる。
恐らくこれまで投資をしてこなかった現金信奉者の方が現金や預金を、
心理的な抵抗をそこまで感じる事なく、
投資に回せるとなると一番身近な商品は、
保険だろう。
これは保険屋さんである私のポジショントークにほかならないが、
銀行にとりあえず数年、
数十年とお金を置いておくことができたのであれば
保険に加入して資産を現金以外に替えておくことは出来るのでは無いだろうか。
そしてそれが銀行の預金と違い、
お金がしっかり増えるとなったらどうだろう。
理想は日本国内で販売される商品で
それなりの利回りを得られる保険を探す事が出来ればよいのだろうが、
日本の保険では、
20年強運用して投資元本に対し数パーセントの返戻金しか得られない。
日本の保険だと
税金の控除や返戻金以外の特典で
加入するメリットを煽るのだろうが、
保険で運用となるとその効果は非常に薄い。
香港の保険商品であれば
保険料の支払い方法期間にもよるが早くて9年、
どれだけ遅くても20年以内で払い込んだ保険料を超える運用ができる(損益分岐点)。
そして長期の運用が前提とはなるが、
返戻率も日本の保険の返戻率より1桁、
いや2桁以上で運用が出来る。
これら内容は見積りにしっかりと明記されているので、
何年後に自分の保険プランがいくらになっているのかがしっかりと把握できる。
長い間、
銀行にお金預ける事が出来た人であれば、
数年、数十年保険プランを解約せずに運用してゆくことは出来そうだが、
どうしても急に何かの事情でお金が必要になり
解約をしなくてはいけないとなっても、
損益分岐点の時期さえ超えていれば投資元本を割り込む事はない
(払い込んだ保険料を下回るが、解約は基本いつでもできる)。
ただ問題は、
これまで投資をしてこなかった現金信奉者の方が
いきなり日本をすっ飛ばして、
海外で資産運用をするにあたり、
心理的ハードルが高くなることだろう。
だが日本国内で不動産、EFT、投資信託、株などの、
リターンが約束されない投資にしかもビギナーとしエントリすること。
日本国外に自分の資産を置く事にはなるが、
しっかり資産を増やす事が出来る投資を香港で行うこと、
とどちらが良いのだろう。
アジアの金融センターである香港のポジション。
2021年3月に発表された世界金融センター指数(GFCI)によると、
香港は世界第四位にある。
香港政府として財政状況も潤沢であることから
アメリカ大手格付け会社S&Pは、
香港政府が発行する外貨建て長期債務の信用力を、
米国債と同じAA+としている(日本国債は香港より3ランク下のA+)。
香港にある多くの銀行や保険会社等の金融機関の格付けは
日本国債の信用力を上回っていることを意味する。
心理的には日本国内で資産運用をするのが安心なのかもしれないが、
客観的データをみると香港が不安な投資先とは言えないこともわかるはずだ。
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