海外金融商品を販売する業者(代理店)や保険会社が倒産した場合どうなるか質問したことはありますか?

香港保険

気になっていることはあたりまえだが、しっかり納得がゆくまで聞くこと

日本人はどうも相手を慮る特質が備わり過ぎているようで、

将来パートナー(取引相手)となる人や企業に対し聞きたい事をはっきり質問しないことが多い。

弊社の様な代理店や加入を検討している保険会社が倒産した場合、

自分の資産はどうなってしまうのか。

プランを継続してゆく上で誰が自分のサポートをしてくれるのかなど、

確認をしたいことは沢山あるはずなのだが。

これまで数多くラインやズーム等を使いオンラインでご面談をさせて頂いているが、

お客様の声のトーンや遠回しな表現で最悪の事態が起こったら自分の大切な資産がどうなるのか

聞きたたそうにされているお客様が結構おられた。

お客様の中にはこれらについて躊躇無く質問をしてくださる方もいる。

そんな時はこちらもこれでもかと言うほど最悪のシナリオが起こった場合、

お客様の資産やフォローアップがどうなるかご説明をして差し上げるようにしてきた。

質問ができずにモジモジされているお客様には、

あえてこちらから何か気になる事はありませんか?

遠慮なくなんでも聞いて下さいねとお伝えするよう心掛けている。

海外の商品の利回りや運用効果の良さをどれだけ十分理解していても、

これら不安要素が拭いきれない限り最終的には不安がメリットを寄り切ってしまうのだ。

不安が払拭され最悪のシナリオがイメージできていれば、

あとは自然とお客様の方で投資効果やプラン運用中に起こるであろう

ライフイベントやその時期をシミュレーションしながら、

海外投資をするかどうかご決断ができるようになる。

私は2006年に香港に移住をしてから、

日系大手家電メーカで購買として、

そして北欧系の企業でキャリアを構築してきた。

その中で出会ってきたデキルお客さんや、

尊敬する上司や先輩に共通して言える事は「質問しまくる」人達だったと言うことだ。

新規取引先として取引できるレベルかどうか判断するための工場視察や審査では、

お客さんが容赦ない質問攻めを工場の社長、

作業員などにしていたし。

北欧系の企業に勤めていた時は、

お客さんに対しても容赦なく質問をしまくり情報を聞き出し、

提案の切り口を探していた上司の姿を思い出す。

買う側、売る側と立場は違えど究極の目標である決断をしたりさせたりするために、

必要となるのが自分であり相手が理解するための質問なのだ。

買う側であれば取引先に対して質問することはある程度節度のもとであれば許される。

だが、売る側から質問をしていた時は、

上司の質問で顧客が顔を赤くするシーンを幾度となく見てきた。

マジそれ聞いちゃうのと思いながら上司と日本人のお客さんのやり取りを通訳していた。

話をもどそう。

自分の大切なお金を投資するのだから海外だろうが日本の商品だろうが、

自分が理解し納得できるまで考え、

疑問は残さずに決断をする必要がある。

もし海外の金融商品を検討しているなかで私含め、

その販売に関わる人が周りにいれば聞きにくい質問でも思いっきりぶつけて良いだろう。

しっかりとした回答ができないようであれば、

そのような人(私含め)は容赦なく切り捨てるべきだ。

投資を考えておられる日本人のお客様の身近な選択肢の一つとして、

海外金融商品が日本でもその地位を確立し、

市民権を得ることは、

私だけでなく香港に籍を置き金融商品を販売している人間(香港人、日本人)の願いのようなものだ。

香港金融商品に関し精度の高い情報を得る唯一の方法は資格保有者や、IFA(インディペンデントファイナンシャルアドバイザー)に直接聞く事

香港で契約出来る保険商品について情報を発信している人は、

我々のようにライセンスを保有している人間だけではない。

一般の方の中にも、この人俺より色々知ってるじゃん、と思ってしまうような人もいる。

もちろん、そんな方ふくめ情報を発信している人に質問をするのは悪い事ではない。

ただ、本当に香港で販売される商品について知りたいなら、

理想はやはり香港でライセンスを保有している個人なり、

企業なりに問合せをするべきだ。

レイヤーのかかっていない情報が間違いなく入手できる。

我々の様なライセンスを保有する人間と連携協力しながら、

日本国内で集客やオフショア商品の紹介をしている人間は数多くいる。

しっかり商品の仕様をしっかりお客さんに伝えていればよいのだろうが、

実際そうなっていないケースが散見される。

保険のライセンス

ライセンス申請はPEAKと言う団体が行っている試験に合格したら、

登録しているIFAを経由し申請を行う必要がある。

自分で法人をもっていても完全に一人で金融商品販売活動は行えない。

これは、好き勝手やっていないか、

法令や規則を守って活動をしているかをしっかり監督、監視されている必要があるからだ。

これまでは、保険ブローカーの場合、PIBAとCIBと言う団体がライセンスを出していたが、

今は保険監督庁(Insurance Authority/IA)のみがライセンスを出している。

ダメ!!!絶対!!!

ライセンスの話ついでに、

顧客に不利益を被らせるとどうなるかについて少し書きたい。

成約をすれば報酬が貰える。

それは契約までしっかりお客さん対応をしたことへの成果物。

ただこの成果物が欲しいあまり、

お客様にとって心地良い表現や説明だけをし、

商品のリスクやそれらに内在する負の側面を説明しない輩がいる。

またはただ単に商品知識が曖昧だったり、勉強不足等により、

嘘をつくつもりは無かったが実際とは違う商品説明をしてしまったおっちょこちょい。

そしてこれらが原因で顧客に不利益を被らせた場合、

数千万円を超える罰金や懲役を喰らう(最悪の場合)ことになる。

これら罰則や罰金についての規定は、

既述のライセンス試験内容に含まれている。

そのため、もし試験勉強を必死でやり合格した人の場合、

あの辛い勉強の日々や報酬の何十倍、

何百倍にもなるペナルティを払うリスクを背負ってまで

顧客に不利益を被らせる理由などどこにもないのである。

そしてこの、やばさを知っているのがここ香港でライセンスを保有し、

活動をしている私なり他の競合さん達なのだ。

日本にも香港の金融商品などについて、ブログや動画で情報を発信しているが、

ライセンスは恐らく持っていないはずで、この鬼厳しいルールなど知らないはずだ。

これら背景があるので、安心して香港での資産運用をはじめましょうとは言わないが、

ライセンスを持って活動をしているブローカーたちは

この厳しい規制やルールのもとで仕事をしていることは理解しておいても良いかも知れない。

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