保険商品の選び方:ヴィクトリー、ジョイ、ギフト、ステラーの見積り数値を抜粋し記事に載せております

サン・ライフ香港/永明金融

香港で販売される配当付き貯蓄型商品。非常に種類も豊富だが、その分どれをどのように選べば良いのか加入の検討を始めたばかりの方には少しわかりにくいかも知れない。だが、基本的には解約返戻金と特約であるオプションを見れば自分にあった商品は分かってくる。

先ず解約返戻金。当たり前だが、大切なポイントは契約から何年後にどれだけ返戻金が増えているのか。そして増える返戻金は契約時に将来受け取ることが約束されたものなのか、そうでないのか。まずはここをしっかりと確認する必要がある。

※以下、ジョイ、ギフト、ヴィクトリー、ステラーの見積りから抜粋した数値をエクセルとグラフにしたものを貼り付けておくので、ご覧いただきたい。

※ステラーは5年払いがないので、6年払いで保険料を支払った場合の数値になるが、それ以外は5年払いで総額78,000ドルを支払って運用した場合のものとなる。

解約返戻金(確定+非確定)

添付はここ数年にサン・ライフ香港からリリースされた貯蓄商品の解約返戻金推移になる。総解約返戻金。これは契約者が早期解約をしない限り、必ず貰える返戻金と、サン・ライフでの運用成績次第で支給される非確定解約返戻金を合算したものになる。この総解約返戻金はググーンと資産が増えるグラフを作れることから、プロモーション的には非常に使い勝手が良いが、時にお客さんを上手くミスリードしたりもするので、私は基本的にはこの数字は参考程度に止めるようにしている。

確定解約返戻金

次ぎに確定解約返戻金だが、老後の資金形成や学資資金形成など、将来のある時点においてかならずその金額がないと困ると言う方にとっては要チェックポイントだ。また支払った保険料が確実に元本割れすることなく回収できるかどうかを判断するのにも使える数字であるので、非常に重要なのがこの確定解約返戻金だ。コムレードの中には、非確定の解約返戻金と確定のものを合算した数値で、損益分岐点の時期を説明されるかたもいるが、私は基本的には確定解約返戻金が支払った保険料と同じになるタイミングを損益分岐点として説明している。

非確定解約返戻金

次に非確定の解約返戻金。これには途中引出しが出来るリバーショナリーボーナス(以下RB)と、途中引出しが出来ず解約時にのみ払い出されるターミナルボーナス(以下TB)がある。

リバーショナリーボーナス(RB)とターミナルボーナス(TB)

プラン加入者が運用期間中、我々保険屋との会話の中で、いくら引き出して使うことができるのかなど、トピックの中心になるのがRBだ。加入者ご自身がプランの解約返戻金の一部を引き出すにしても、名義変更後、新しく被保険者になった方が、お金が必要となり返戻金の一部を引き出すとなった場合でも、このRBのみが対象となる。そして、この様な会話ができるのも、サン・ライフから運用成績(フルフィルメントレシオ)が毎年公表されるごとに、見積り記載された非確定の解約返戻金が確定へと変わり、契約者の口座に確定の解約返戻金として蓄積されてゆくからだ。

これに対し、TBは途中引出しをすることも、経年で契約者の資産となることもない解約返戻金になる。そのため、どれだけ大きい数字が見積りに現れていても(TBが解約返戻金全体に対し占める割合は他の返戻金に比べ大きい傾向がある)、毎年サン・ライフからフルフィルメントレシオと言う運用実績が発表されても、解約をしない限りこのTBは契約者に払い出されることはない。ただこの見積り大きく表れるTB。少しひねくれた見方をすると、確定の解約返戻金とRBとフルフィルメントレシオの達成率にもよるが、運用効果(返戻金の増加)が思いのほかよければ、長期での運用予定していた方でも、早期解約へと戦略をころっと変更するようなこともできる、あまり勧めはしないが。

可愛い孫の顔や自分の引退時期、子供が大学に入る時期など具体的にイメージしながら、見積りの数字の動きを見ていれば、なんとなくでもどの商品が自分にあっているのかわかるのではないだろうか。

その他オプション(≒特約)

そしてこれらプランには独自のオプションがついており、ヴィクトリーやステラーに組み込まれる名義の無制限変更。ステラー、そしてジョイ、ギフトに新しく特装された被保険者が亡くなった場合、自動で、名義が被保険者から受取人へ切り替わるオプションなど、加入検討者を悩ませるオプションがついている。結婚し、お子様がいるようなお客さんでれば、名義変更が制限なくできるオプションを活用することで子供から孫へと代々資産を増やしながら継承してゆくことができる。

または、独身の方だったり夫婦2人だけのお客さんであれば、名義変更よりは被保険者に万が一の事があっても、プラン運用が強制的に終了されることなく、保険金の受取人が新しい被保険者になり継続してゆけるプランが良かったりもするのかもしれない。

あと、保険契約において、プランに関係する当事者は本人と受取人だけで、それ以外の人には知られることなく完結したような方もいる。この点に関しても、昨年リリースされたステラー、そして今年1月に販売が開始されたジョイとギフトがこの悩みを解決してくれる。

商品に関するお問い合わせや見積り作成依頼などお気軽に弊社までご相談下さい。

上記のいずれの商品も、保険料割引キャンペーンを実施しております。

申込期間は3月中旬までとなりますので、ご興味のある方はお急ぎ下さい。

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