保険で資産運用ができると言うことを香港に来て初めて知る。

香港保険

ハワイに旅行となれば円安だろうが、多少無理をしてでも頑張ってチケットを購入しコロナで溜まった鬱憤を発散するために飛行機に乗って出かけたい人が沢山いるのだろうが、保険の契約はそんなノリでは加入してもらえない。

ハワイ旅行であれば想像しただけで楽しい、リラックスと言ったプラス感情が喚起され「あぁハワイ超行きたい」となる。しかし保険や長期で運用してゆく投資商品に関しては、将来得ることが出来るメリットを頭では理解しても、「あぁ保険契約したい」とはならい。数十年先に得られるメリットでは強烈に人の心を揺さぶってくれないのだろう。

だが円安の状況でも香港の保険に加入をされる方はいる。ご加入される方の動機や資産状況も様々だが、彼らに共通しているのはこれまでの資産運用ヒストリーおいて、長期で資産を運用することで得られるメリットを享受していること。このプラスの思い出と経験が、ハワイ旅行を想像することで得られる感情ほどではないにしても、彼らの心を少なからず刺激し意思決定に影響を与えているようだ。残念ながら、銀行にお金を預けていれば金利が付き、貯金が大きく増えると言う経験をしたことのない我々の世代にとっては、あたりまえだがこの長期での資産運用をすることも、そしてそのメリットを経験したことがないので、脳がこの長期での資産運用をメリットのあるも(ある種の快楽)のだと認識しにくいのかも知れない。そのため、今の円安ドル高のようなイベントが発生すると、頭では資産運用は長期で行うものということを理解はしていても、近視眼的な意思決定をしたり。円高になってからまた加入については考えようとなってしまうのだろう。

香港人に株の個人売買でリターンを得ながら資産を形成してゆくことが苦手な人もいる。

結婚を機に香港に2007年に移住をして今年で15年が経った。移住したその年に、嫁が私の為を思ってか、自分の為を思ってかは知らないが貯蓄性の高い生命保険に入ってくれた。生命保険なので解約をする云々の話ではないのだが、先日その保険会社の営業マンから運用も順調でしっかりリターンが出ていると連絡があった。もちろんその連絡の目的は、他の保険商品を売り込むための口実だったわけだが、このような日常のささいな会話の中に保険の運用が、悪役として登場することはあまりない。

それは契約者が不利益を被ってしまうような商品は香港では生存できないし、そんな欠陥商品を販売すれば保険会社もそこに勤める営業マンも保険監督庁からお叱りを頂戴し、懲役や罰金を課せられることになるからだ。普通に保険料を払い続け、途中引き出しなどをしなければ半ば放置した状態で運用をしてても10年、15年と運用をしていれば保険料をしっかり超えるようにプラン設計がされている。

記述の営業マンだが、正直優秀でも信頼がおけるようなタイプの人間ではない。だが車がBMWからベンツそしてポルシェと変わっているのを見ると商売は好調なのだろう。ようは営業マンの手腕より、商品が良いので気合、根性、ガッツがあれば契約はいくらでも取れるということなのだ。

ちなみこのチャラチャラ営業マンだが、私を喫煙者として間違って登録しており高い保険料を私に払わせていた経緯がある。保険監督庁にちくってやろうと一度は考えたが、生命保険であるので何かあった時にいい加減に塩対応をされては困ると、壁を蹴飛ばし片足でジャンプしながら自分を無理やり納得させたこともあった。

香港では株やその他投資などから得た収益に対しては課税がされない。そのため多くの人が株などの個人売買で資産を形成している人がいる。だが、当然香港に住む全ての人がそうだと言うわけではない。日々の生活が忙しく投資や資産運用に向き合うことができない人。株の売買を自信がなく行えない人。過去に痛手を負い個人での株取引はコリゴリだと言う人が香港にも多くおられる。

それでも香港に住む人が資産運用において日本人の方に比べ優位なのは、安定した収入さえあれば誰でも手軽に加入できるプランのほとんどが優良で、長期で資産運用をすると言う決断、意思決定さえできればリスクを抑えながらしっかりと、高い運用リターンを期待できる商品に囲まれているからなのだ。

香港外の日本人の方が加入できる保険会社はサン・ライフ香港とFTライフ香港の2社のみだが、いずれも香港人に人気の保険会社だ。

これら保険会社の商品に関する詳しい情報をご希望の方は、

是非お気軽に弊社までご連絡を。

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