先ほど、グランドタグの漆油さんから2023年度。ボーナスである解約返戻金の運用効果↑アップの案内が届いた。リバーショナリーボーナスのみが対象になるようだが、以下が対象商品とその増加パーセンテージとなる。ライフブリリアンス(12%)、ヴィクトリー(10%)、ヴィジョン・5年/10年払い(10%)、ヴァイタル(10%)。ボーナスの見直しは非確定解約返戻金を対象に毎年行われるが、今回は解約時にのみ払い出されるターミナルボーナスは対象外となる。今回のボーナス改定の大きな背景には金利上昇がある。住宅ローンなどの借入などの文脈ではネガティブな影響をもたらすが、保険に関してはポジティブに作用してくれる。
これら改定された解約返戻金のリターンを反映した見積りは2023年2月1日から作成が可能になっている。なお、2月1日以前にこれら商品の見積りを入手し、検討中、申請途中だった方にもこれら新しいレートが適用されることになる。申請処理真っ只中の方であれば、担当者から何かしらの知らせがあるはずだ。
参考までに昨年10月に作成したヴィクトリーの見積り(10万ドル/一括払いで加入した場合)と、この新しい解約返戻金が適用された見積りを添付しておく。
2023年2月3日作成見積り↓
2022年10月作成見積り↓
Cash Value of Accumulated Reversionary Bonus(リバーショナリーボーナス) を見て貰うと、昨年のものに対しきっちり10%が乗った数字が確認できるだろう。5年目、182ドル→200ドル。10年目、1,657ドル→1,829ドル。15年目、23,476ドル→25,981ドル。20年目、39,230ドル→43,529ドル。25年目、51,433ドル→57,221ドル。30年目、64,258ドル→71,683ドル。
フルフィルメントレシオ
なお、これらリバーショナリーボーナスの運用結果は、サン・ライフ香港から毎年公表されるフルフィルメントレシオレシオを通し確認ができる。加入検討者にとっては、我々保険屋からの商品に関する説明。見積り書とその運用効果をベースにどの商品が良いのかを決めていくことになる。だが検討者の中には、過去の運用成績を参考してから決めたいと言うかたもおられる。その際、よく参考されるのがこのフルフィルメントレシオだ。
過去の実績が将来の実績を約束することは無いが、それでも人によっては保険会社の力量をざっくりと把握できると言う理由で参照されることもある。ちなみに、フルフィルメントレシオの公表はサン・ライフに限ったことでなく、香港にある他の全ての保険会社も、同様に運用成績を公表している。ただ、ヴィクトリーなどの、割と新しい商品のリバーショナリーボーナスはまだ公表されていない商品もある。ヴィクトリーに関していえば、2019年にリリースされていることから、年内または遅くても来年には公表がされることになる。
投資判断の材料
保険商品であることから、当然運用はサン・ライフなどの保険会社によって行われる。だが、少なくとも自分のプランがどのような商品を通し運用がされているか、気になる方もおられるかも知れない。加入者が上記の見積りや運用成績以外で参考にできるものとしては、運用商品と投資先の地域があげられる。基本的にサン・ライフにおいては、アメリカとアジアの債券と株式を中心に運用がされている。サン・ライフは生命保険であることから、そこまで積極的な運用はしないが、貯蓄商品に関しては、ヴィクトリー以降、米国株式を中心に運用がされる、ステラー、ジョイ、ギフトと言った商品が立て続けにリリースされている。
解約返戻金と返戻率が良くなったお見積もりを御覧になりたい方はお気軽にご相談下さい。
コメント